TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

眠っていた私たちは、あんがいすぐに起こされた。


「起きて、二人とも。」

「わ…ごめんなさい…恋さん!」


起きてみると、紺髪を二つに結んだ子が、面倒くさそうに立っていた。キャロルは、ありがとうとお礼を言った。


「きーに言われたから来ただけ。てか、あんたたち仲良くなったの?キャロルが心開くなんて珍しーね。」

「あ、その、うれしかった…こんな私でも…」

「そういうの、いーから。とっとと教室入ってきてくんない?あと、教室ではギャーギャー喋んないでよ?」

「ごめんね…」

「これからは、能力暴走とかやめてくんない?めんどくさいし。」


その子は、キャロルに向かって落ちていたペンを投げつけた。キャロルの顔がゆがんだ。私は、それに耐えられなくなった。


「謝ってくれない?」

「は…?なんか用?」

「キャロルだって、好きでやってるんじゃないから!一番気にしてるのは本人なんだから!」

「謝れば満足?ごめんね。これで、い?」

「な…!なんで、そんな言い方するの?」

「いや、こいつ、価値ないし。才能無いからシャルル妬んで…」


キャロルは、シャルルの名前を聞いた瞬間に、思いっきりその子を押した。


「いった…なにすんの、劣化版。藍空にこんなことして許されると思ってんの?」


その子が走っていくと、キャロルは泣いていた。


「もう…やだ…私、こんなつもりじゃ…」

「大丈夫。キャロルは悪くないから…」

「あの、私ね…」


私は、芸術家の家庭に生まれた。父は天才ドール作家、母は天才デザイナー。それで、私たち双子が生まれた。

でも、私は望まれなかった。絵も、ピアノも、芸術には全く興味がなくて。シャルルはね、小さいころから才能を爆発させていたんだ。私は、勉強が大好きで、何度も一位になったのに、ほめられたことがない。そんな中、あの二人は、私は自分たちの子ではないと言い出して、養子に出そうとしてきた。その時かな、初めて能力が分かったときは。すぐに病院に連れていかれて、私は政府が隔離しているといわれているこの学校に入った。親は、私を追い出した後、シャルルまでここに来ることを嘆いていた。

私だって、普通の子と同じように、お父さんとお母さんに褒められたかった…だから、シャルルのことは嫌いだった。

家に帰れないわけじゃないから、私についての何かを探したかった。そしたら、親の日記を見つけた。

シャルルだった。私は自分の兄弟じゃないから、養子に出そうといったのは。

それで、私、教室でシャルルに怒った。ひどい、嘘つき、裏切り者、って。それでも、だれも私を信じなかった。

シャルルがそんなこといわない。

あんないいこが。私が妬んでいるだけだって。

私、一人になった。そこから、軽いいじめを受けて、能力がしょっちゅう暴走して。怖かったの。だから、恋さんとも仲良くなれないと思ってた…


キャロルの話に、私は泣いてしまった。どうしてかわからない、けど…


「ごめん、暗い話して。」

「ううん。いじめって…さっきの子?」

「あの子は、取り巻きみたいな感じ。メインは、希更さんだよ。あの子、シャルルの親友なの。能力もすごいから、逆らえない。」

「そっか~…」


私は、キャロルと教室に戻り、淡々と席に着いた。

そして、戦闘や能力関連の授業を受ける。そのとき、真剣にノートをとっていた私の横に、可愛らしいペンが落ちてきた。


「これ、君の?」


落としたのであろう白髪の少女が、真っ赤になって私からペンを受け取った。


「…感謝する…」


可愛いな…

よく見ると、その子の周りは、キャラクターもののグッズが多かった。すぐに興味を持った私は、キャロルに聞いてみることにした。



「シーナちゃん?あの子、私とも仲いいんだよ。」


キャロルは、小さくシーナちゃん、と呼んだ。


「キャロル?…それに、琴吹。何か用か?」

「いや、シーナちゃんの持ち物がかわいかったって話をしてて…」

「な…それは関係ないだろう!?琴吹も、そういうの好きなのか?」

「うん。そうだよ。私、あなたとも仲良くしたいんだ。」


シーナは、白い前髪で目を隠していて、表情が読みにくいが、結構かわいい子だ。キャロルと並ぶと、結構絵になるな…


「ふうん…なら、琴吹と仲良くする。」

「こんな言い方だけど、シーナちゃん、恋ちゃんと仲良くしたがってたもんね!」

「そうなの?」

「…///!そうだよっ…!キャロルが助けてもらった後、余計…」

「恋ちゃんが起きるまで、話してたんだよ!色々聞いたんだ!ありがとう…」


キャロルが顔を赤らめて言ってくるのがかわいかった。本当に悕みたいな子だなあ。そして、仲良くなった私たち三人は、一緒に帰ることにした。

この学校は寮になっているため、途中までは一緒に行くことができた。寮につき、二人と別れる。




「恋さん、この寮なの?」


花宮朔良が、一人でとことこ歩いてきた。相変わらず優しそうな笑みだ。


「更紗は、いないの?」

「え?ああ、そうだよ。今は部屋にいる。」

「そう。ねえ、私の寮について教えて。どうして、キャロルやシーナと離れたの?」

「能力順で分けられているんだ。藍空ちゃんとかもこっちだよ。」

「藍空?…私はあの子好きじゃないわ。ほかに、いない?」

「えーとね…キサと、シャルル、雪華ちゃんとか。アルハ君とか、星彩ちゃんもだよ。」


後半全然知らないなあ。そう思いながら、寮へ戻る。


「キャ!」


女の子の高い声、ぶつかったのが自分だと気が付くことに遅れてしまった。


「ごめんなさい!ケガはない?」

「あ!あんた…朝の!転校生でしょう!?」

「藍空?」

「あんた、この寮なのね?今からでも遅くないから、あっちの劣等寮に行けば良いじゃない。」

「なんで?」

「目障りだから。あんた、能力ないんでしょう!?そんな奴がここにいるなんて嫌なの!」

「あなたが近づかなければいいことでしょう?」


藍空は、舌打ちをすると去っていった。相変わらず性格の悪い子だなあ。私が何か気に障ることをしたのだろうか。でも、あれはキャロルを侮辱した彼女が悪いと思う。

藍空が行って数秒後、部屋着姿の希更さんとすれ違った。ファッション誌から抜け出して来たみたい…

ぼーっと眺めていたが、彼は私を一瞥し、すぐに朔良の部屋のほうへと歩いて行った。希更さんは、このクラスで一番力を持つと聞いたから、少し怖かった。



それ以降は誰とも会わないまま、今日が終わった。疲れた私は、すぐに眠ってしまった。





こんにちは!凛雨です!ここまで読んでくれてありがとうございます!1話のシーナちゃんの話し方を変えました!余談ですが、凛雨が女子キャラで一番好きなのはシーナちゃんです。かっこいい女子けどかわいい女子はかわいいです。今回、あんまり恋ちゃんについて載せられなかったので、次回載せられたら…って感じです!

希更とシャルルとキャロルについても、次回載せたいです…書きたいことが多くて大変です!

今日のアイコンは、シーナちゃんと藍空ちゃんです!

シーナ・アーシェン↓


画像 性別 ♀

性格 クール、ツンデレ、塩対応

一人称 俺

能力 大粛清

共鳴率45%


王 藍空↓



画像 性別 ♀

性格 流行好き、一途、上から目線

一人称 藍空、あたし

能力 ??

共鳴率 55%

loading

この作品はいかがでしたか?

7

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚