一緒に寝るだけ、、のはず、、だったよな、??
アリス「ん、、ちょ、おい、」
カーザ「もう少し、」
アリス「ぁ、ちょ、ばか、やめ、」
アリス「もう肩甘噛みすんのやめろ、こえーしくすぐってぇ、」
カーザ「……わかった、。」
何故か風呂に一緒に入っている。
ここの城には大浴場しかないとか。
クソ綺麗だな、、俺の知ってる大浴場じゃねぇ……俺大浴場とか行ったっけ、?
ビリー「人間!カーザ様とくっつきすぎだ!! 」
風呂で叫ぶな、耳いてぇ、、
カーザ「…ボクがくっついているんだ、あとうるさいぞ、」
ビリー「はい!!」
俺はよく吸血鬼のことを知らないから後から図書室で勉強させてもらう事になった。
ヴィリー「甘噛みとかそういうイチャイチャはいいけどぉ、喘がないでくんなーい?♡まほーかけちゃうゾ♡」
カーザによるとヴィリーとルルは魔法が使えるらしい。
みんながみんな魔法使えるわけじゃないんだな、
カーザ「…アリス、そろそろあがらないか?のぼせて、?きそうだ、」
アリス「あー、ハイハイ。図書室案内してくれ」
図書室に案内してもらい、吸血鬼についての本をみることにした。
〔血を吸う一族の書〕
これか。
これは、今私たちが住んでいる星ではなく、違う星のお話。
人間の血を吸う化物が住んでいる星。
その化け物は
1つは、 心臓を鉄製の武器で攻撃すること、
もう1つは、2週間ほど血を飲まないこと
で死に陥る。
だが寿命はなく、人間より身体能力が高い。
その星は人間の星にあるニホンほど治安のいいものでも、経済が裕福な星でもなかった。
お金がなく、子を捨てる親、餓死する子、様々な化物が居た。
そして、魔法の使える吸血鬼が数名居たそうだ。人間を吸血鬼にする魔法を使える者が。
今の星ではダメだ。と考えた数名の吸血鬼は、この星、地球にやってきたのである。
アリス「お前も、大変だったんだな。」
カーザ「なぜだ?」
アリス「…いつ捨てられるか分からない、貧しい暮らし、、」
急に、カーザが俺の顔を触ってきた
アリス「…なんだよ、」
カーザ「悲しそうな顔をしないでくれ、」
アリス「え、そんな酷い顔だったか、?」
はははっ、と笑った後、カーザがふと言った。
カーザ「ボクはそんな辛くなかったよ。……さぁ、アリス、寝よう。今日は色々あって疲れただろう?」
アリス「おう、本をしまうから待ってくれ…って、本がない、?」
辺りをキョロキョロと見渡し、ルルが一生懸命背伸びをして本をしまっているのが見えた。
ルル「おやすみなさい。カーザ様。」
小さな声で、そう聞こえた。
アリス「俺が寝てた部屋みたいにキラキラなのかと思ったら、静かな部屋だな。」
カーザ「人間は宝石が好きだと聞いて変えたんだが…お気に召さなかったか。」
そう、少し雑談をした後、ベッドに横になり、灯りを消す
さて、寝るか、と思った時、カーザが急に抱きついてきた。
カーザ「…何驚いた顔をしているんだ?くっついた方が安心するだろう?」
メアリを思い出す。
寝泊まりの時は、毎度毎度俺に抱きついて寝てたな。
あいつには出来なかったから、仕方なく抱き締め返してやったら、
カーザから「ふふ、」と少し不気味な声が聞こえた。
俺、これから吸血鬼に囲まれて寝なきゃなんねーの、?
俺が、こいつらの闇を取っ払う、謎の役割を果たすことになるとは、この時は1ミリも思っていなかった。
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