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⚠注意これは捏造です。捏造の塊です。
政治的意思、実際の国々とは関係ありません。
それでもいい人だけいってらっしゃい。
?「はぁ、はぁ…やっぱり…イギリス、だよね?僕のこと…覚えてる?」
イ「………………」
何故あなたが此処に…とか、どうして話しかけてきた…とか聞きたいことは色々あるのに…不思議と口に出せない。
フ「ははっ…本当に久しぶりだね」
イ「……ええ…そうですね」
フ「僕もさっきの会場に居たんだ。気に入った絵画付きの新築が取られちゃったから誰なんだろうって思ったけど、まさか君だったなんてね」
イ「…ああ、先ほどの方は貴方だったんですか」
まさか彼がオークションなどに通っていたとは…逆行でもしない限り知らないままでした。
フ「…英帝になったんだってね、おめでとう」
…フランスは私の家の事情を知っているからか、決して深掘りはしてこない。そういうところが…本当に…
イ「…ニコリ)ええ、ありがとうございます」
フ「っ…」
「「………………」」
…寒い…雨が強くなってきた…。この時代のフランスとはどういう会話をしていただろうか…彼と居てこんなに気まずく思ったのは初めてかもしれない。
イ「…久々に色々お話したいところですが、こんな天気ですし…もう御暇しm「あれからちゃんと食べてた?」…え?」
フ「…君が英帝になる前に親同士が戦争しちゃったから…全然会えなくなって、ずっと君のことが心配だったんだ…でも思ってたより元気そうで安心したよ」
イ「…私は」
フ「でも君の言う通り雨もひどくなってきてるし、ここいらで解散しようか…僕のパーティー絶対来てね、待ってるから」
そう言い残し、フランスは足早に会場内へと戻って行く。相変わらず嵐のような男だ。だが彼の後ろ姿は上背で、まるで知らない人のようだった。
「ふぅ…まさかあんなところでフラカスに会うとは…」
雨の降る夜、街灯の道を歩きながらこれからどうしようかと頭を回す。取り敢えず彼のパーティーには行くとして…
イ「…ん?」
狭く薄暗い路地に孤児だろうか…ボロボロの服を着た小さいのが倒れている。まあこんな世の中だ、戦争に税金が注がれるから民が使用できるお金には限りが出てくる。だから子供を捨てる親が出てくるのは珍しい事ではない、どこの国も同じだ。先程寄った買い物の袋を手にソレに近づいた。
イ「…風邪引きますよ」
膝をついてそっと傘を近づける。こういうのはあまり関わらないほうが良いが…私は袋の中身からパンを取り出し、そっと差し出す。すると匂いを嗅ぎ取ったのか、少年はゆっくり顔を上げた。
ア「あ…あっ…っ!!」
少年は見るや否やすぐに飛びかかり、パンを奪い取ると勢いよく齧り付いた。食べる元気はあるようでホッとする。
?「…あ…あ」
イ「?」
パンを食べ終えた彼は私の方に向き直り、大粒の涙を流しながら口を開ける。その顔には見覚えがあった…
?「…あ、あり…が…とう…ありが…とう」
イ「……………”アメリカ”…?」
そうだ…思い出した…今日は…彼を拾った日…
イ「…まずは風呂に入りましょうか」
屋敷の廊下を歩いている途中、緊張しているのか、アメリカは周りをキョロキョロ見渡しながら付いて来ていた。風呂場に到着しアメリカの服を脱がせ、自分も上着を脱ぐ。アメリカをバスタブに入れ、上からお湯をゆっくりかけた。びっくりした彼は大袈裟に肩を震わせ、バスタブに両手をつく。
イ「熱くないですか?」
アメリカがブンブンと頭を振ると、頭にかかっていた水がバスタブに弾かれる。そのままバスタブにお湯を溜めていき、石鹸を取り出して泡を作った。不思議そうに見つめるアメリカが泡を掬い上げ、口に入れようとしたのを間一髪で阻止する。
イ「…食べちゃダメですよ、いいですね?」
ア「…はい」
本当に分かったのだろうか…
イ「食べれます?(昨日の残り物ですけど…)」
スープとパンを用意するとテーブル前に座ったアメリカはぐう〜とお腹を鳴らした。お風呂から上がったアメリカに私の服を着せたがやはりダボダボですね…
ア「…いただきます」
そーとスープを掬った彼は口に入れた瞬間目を見開き、パンにも齧りついた。私は静かにその場を去り、コートを羽織って帽子をかぶる。懐から”杖”を取り出し、行き先を指定した。その先は仕立て屋だ。
「いらっしゃいませ…え?」
イ「…こんばんは」
夜なのに相変わらずこの店は栄えてる。ここは有名な仕立て屋、多くの貴族がドレスやらスーツやらを発注する店。私もこれまで多額でここを利用していた、所謂お得意様というやつだ。奥から顔見知りの店長がやって来ると、私の顔を見た瞬間大声を上げた。
「グ、グレート・ブリテン様!!??!」
その声を聞きつけた周りの貴族が皆こちらを見る。注目されるのはいつものことだが今日は勘弁願いたかった…
イ「お忙しいところすみません、至急服を注文したいのですが」
「も、もももちろんでございます!どのようなものでしょうか?新商品のカタログもございますので…」
イ「すべてお願いします」
「…はい?」
イ「カタログに載っているスーツをすべて仕立ててください、請求はすべてグレート・ブリテンに」
「「……………」」
イ「ああ、それからこのサイズに合わせて部屋着と外出する際の服を今すぐ用意してください。出来そうですか?」
ここに来る前にアメリカが着ていたボロボロの服のサイズを測ってきた。その詳細が書かれた紙を手渡し、金の硬貨が大量に入った小袋を手渡す。
「は、はい!直ちに!!」
イ「では私は近くにいるので、終わったら声をかけてください」
店の外で星を見上げる。アメリカはもう食事を終えているだろう、近くにソファもあるからそこで寝ていてくれればいいのだが…ああ、彼の部屋も用意しなければ。とりあえず今日は客用の部屋で寝かせて、明日のうちに部屋を整えよう。でも今屋敷には人手が居ない、私が居ない間あの子の面倒を見る者が必要だ…執事でも雇うか…
…スタッ
イ「!!!(…この気配)」
?「…久しいな」
後ろを振り向こうとすると強い力で左手首を捕まれ、無理矢理そいつの前に向かせられた。
?「…英帝」
イ「…っ……オスマン」