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時折夢を見る。幸せな夢。
あの日は家族として先生と、お母さんと、弟と仲良く暮らして。
ピアノが引けたり、みんなぐらいには成績も良くて、頑張った時にはすごく褒めて貰えた夢。
またある日は修学旅行に来ていた。
でも今が辛くて、どこか遠くに逃げたくて、先生たちの目の前で走り出した。
言うことを聞かないのに、先生は一生懸命追いかけてきてくれた。
そして捕まって、逃げた理由と、辛い理由を話して。
先生と付き合って。
幸せだった夢。
どれも欲しいもので、でも絶対にそれは叶わないことで。
今日も私は───
「黒闇おはよう。」
「おはようございます、」
先生に挨拶をした。
そして今日も自分や周りに嘘をつく。