🤍ラウside
今日は雑誌の撮影。
俺は自分の撮影を終えて、しょっぴーの撮影を見学していた。
🤍なんであんなにビジュいいの……やばすぎるんだけど
大学の事務の人やたまに会う教授とか講師とか…事務所のスタッフにしたって。同じような年齢の人たくさん見たことあるけど、しょっぴーほど肌がキレイで若々しい人なんてそうそういない。
同じSnowManの中ででも間違いなくピカイチだと思う。
イケメン具合にしてもジャンルが違うだけでめめともいい勝負だし、得意の美容のおかげか、顔の美しさは年々更新されている。
そして何より…あのサイズ感。
🤍かわいい……抱きしめたい……
俺は顔は無表情のまま、心の中では死ぬほど身悶えしていた。
めめになくて、しょっぴーにあるもの。
それはあの小ささと華奢な身体。しょっぴーは小さくて可愛い。
俺が両手で抱きしめたらすっぽり隠れちゃうんじゃないだろうか。
残念なことにまだ一度もちゃんとさせてもらったことないけど。
高校生の時、俺は自分の身長がコンプレックスだった。
ある年の身体測定でめめの身長を追い越した時には正直終わった…と思った。
最年少で求められているイメージは「可愛い弟キャラ」
でも今では背は一番高いし、声もどんどん低くなっていく。地声で喋ったら、可愛さなんて皆無だ。
俺が世間に求められているラウールのイメージに苦しんでいたら、ある日しょっぴーがこう言ってくれた。
「お前はお前らしくしてることに価値があるんだよ」と。
もう本人は覚えてないと思うけど、それが俺には死ぬほど嬉しかった。なんていうか、本当に救われた気がしたんだ。
バブい、バブいってしょっぴーのことを俺がからかうのも、本当は可愛いしょっぴーを守ってあげたいと思うから。
こうして大きく育ったのは、小さなしょっぴーを守るためだと俺は本気で思っている。
💜ラウール、ちょっといいか?
俺がしょっぴーの撮影風景に全力集中していると、ふっかさんに声を掛けられた。手招きされた先には岩本くんもいる。
もっとしょっぴーを見ていたかったから、正直うるせえなと思ったけど、一応一番後輩なので素直に従って付いて行く。
🤍二人とももう撮影終わってるの?
💜おう。もう終わってる。俺も、照も
みんなから距離を置いた休憩所みたいなスペースに、俺たち三人は集まった。
💛ふっか
💜え?俺から言うの?
なんだか二人ともいやにもじもじしている。
岩本くんがふっかさんを見て、ようやくふっかさんが切り出した。
💜ラウ、この間見たやつのことなんだけど…
🤍この間?ああ、二人が手繋いでたやつ?
💜しっ!声がでかい!!
ふっかさんは本気で慌てている。岩本くんは叱られた犬みたいに項垂れている。
🤍……もしかして黙っててくれってこと?
💜頼む!!!!!
二人は俺に頭を下げた。
🤍メンバーにも言いたくないわけ?
💛…頼む、今はまだ言わないでほしい
💜お願いします…!
これは面白いことになってきたぞ。
俺は内心ほくそ笑んだ。
正直、岩本くんとふっかさんが付き合ってようが付き合ってなかろうが俺には全く興味がない。 他人の恋人を言いふらす趣味も持ち合わせていない。
めめと阿部ちゃんが付き合っていることだって俺だけが知ってるトップシークレットだ。
俺の口が堅いからめめに聞かされただけで、俺が知っていることを阿部ちゃん本人すら知らないのだから。
隠すのは俺にとって簡単。話したいという欲求もまったくない。
でもこれは……使える。
🤍え~、どうしよっかな~
俺はわざと迷っているフリをする。
ふっかさんなんて頭下げすぎて頭頂部見えてるよ(笑)
🤍じゃーあ、代わりに俺からお願いがあるんだけど…聞いてくれる?
俺は、精一杯可愛らしく二人にとある条件を切り出した。
コメント
6件
楽しみにしてます! ラウちゃんどうなっちゃうの?? どんな取引をして パパママを困らせようとしているのか!?
今日中に進められたらもう1話行く!だめならごめんなさい!!!🙇♂️ なんとなく待っててくれると嬉しいです🥹🥹