三咲鈴「ん?…」狩山竜二「おっ、起きたか」
俺「よしっ、全員起きたことだし、今から追いかけに行くぞ!!」
ハテナ「気が早いですよ、今の状態で我々が追いかけに行っても、」
ハテナ「バッドに見つかったら、またボコボコにされてしまいます」
狩山竜二「おいハテナ」ハテナ「はい?」
狩山竜二「アイツどっか走っていったぞ」ハテナ「えぇっ!!?」
俺「待ってろじいちゃんの地図ゥ~!!!!!」
ハテナ「ちょっと!!、待ってください!!!」
タッタッタッタッタッタッ!!!!…
ハテナは俺を追いかけて、走っていった。
狩山竜二「本当に、騒がしい野郎共だな」
囚人A&B「刀の兄貴!!、俺らも行きましょう!!」
狩山竜二「はぁ?、全く、しょうがねぇなぁ」
狩山竜二「三咲さんも来ますか?」三咲鈴「あっはい」
狩山竜二「じゃあ、ついて来て下さい」タッタッタッタッ…
続いて狩山も、ハテナの方へと走っていった。
???「フフフ…」三咲鈴「ッ!?」ガバッ
???「捕まえたぞぉ!!、女だっ!!!」
狩山竜二「みっ三咲さん!!」囚人A「何だお前ら!!」
すると急に謎の男達が現れて、大男が三咲をガバッと捕まえた。
三咲鈴「うぐぅ…」???「お前らに興味はない、どっか行け!!」
狩山竜二「黙れよ変態デブが」???「あ?、何だお前ぇ」
狩山竜二「お前何かに名乗る名は用意していない」
???「フッ、カッコ付けるのもほどほどにしろよ?、」
???「殺っちゃいますか?、コングの兄貴」
狩山竜二「コングの兄貴?」コッコッコッコッ…
すると奥から、細い体の高身長な男が現れた。
コング「あぁ、潰してしまえBIG」BIG「了解です」
狩山竜二「お前がコングか、名前の割りには細い奴だな」
シャリィン…狩山竜二「まっ、死んで地獄で後悔しろよ、貴様ら」
狩山は刀を鞘から抜き、そう言った。
BIG「後悔するのはお前らの方だよっ!!!」
狩山竜二「はぁっ!!!」ビュンッ!!
BIG「動きが遅いぞ!!、ナメクジがぁ!!!」
狩山はBIGに刀を振ったが、瞬時に避けられてしまった。
BIG「せりゃぁぁぁ!!!!」ブゥン!!
バァァンッ!!!! 狩山竜二「かはっ!!!」
ドカァァァァ~ン!!!!! ゴロゴロ~…
BIGは狩山に大きな拳を叩きつけ、吹き飛ばした。
狩山竜二(ぅ…何かがおかしいぞ…)BIG「どうしたナメクジ」
BIG「地獄で後悔させるんじゃなかったのかぁ?」
狩山竜二(今、俺はアイツのパンチを完全に避けたハズだ…)
BIG「おいおい、何か言ったらどうだぁ?、ナメクジ」
狩山竜二(何故だ、何で避けたハズなのに当たった…)
コング「何でだろうねぇ、狩山くん」狩山竜二「はっ!!?」
狩山竜二「お前!!、何で俺の思ってる事が分かるんだ!?」
コング「僕は人の頭の中を自由に見ることが出来る…」
コング「つまり、超能力者なのさ」
狩山竜二「何ィ!?」囚人A「逃げましょうよ刀の兄貴!!」
狩山竜二「はぁ!?、仲間がピンチな時に逃げる訳ないだろ!!」
狩山竜二「何が超能力だ、笑わせてくれる」囚人A「あぁ…」
狩山竜二「ここで逃げる奴は男じゃねぇ!!!!」
狩山竜二「だりゃぁぁ!!!」ヒュン!!
ドゴォォォーンッ!!!!!!
BIG「ぐあぁぁぁ!!!!」バサァッ!!…
狩山はBIGの頭に飛び蹴りを一発入れて、倒れさせた。
狩山竜二「さぁBIG、三咲さんを放せ」BIG「ぐぬぬぅ…」
BIG「一発攻撃を入れたぐらいで、調子に乗るなよ?」ザッ
BIGは再び立ち上がった。
BIG「それじゃあ、俺の本気見せてやるよ」狩山竜二「本気?」
BIG「逃げても無駄だぞ、狩山竜二ィ!!!」
ドォォォォォンッ!!!! ヒューーーーーー…
狩山竜二「あっ、BIG!!、何処へ行く!!!」
BIGは空高く飛び上がり、姿を消した。
コング「狩山、覚悟しな」狩山竜二「なっ、どういう事だ…」
囚人B「ッ!!、刀の兄貴!!、危ないっ!!!」
狩山竜二「なっ何だとぉ!!!!??」
ドガシャァァァァァァ~ンッ!!!!!!!!!!
ガラガラガラガラァ~!!!!!!
狩山竜二「ぐあああぁぁぁぁぁ~!!!!!!!」
囚人A&B「うわあぁぁぁぁ~!!!!!!」
ドオオォォゥゥゥーンッ!!!!!… ゴロゴロー…
BIGは空高くから地上へロケットの用に落下し、
BIGは空中で狩山に狙いを定めて突進し、狩山に直撃した。
その衝撃で爆風が起こり、囚人A&Bを吹き飛ばした。
コング「流石は僕の右腕だ」敵A「女の方は無事なんでしょうか」
コング「これで女が死んでいたら、BIGも殺す」
コング「まぁ、所詮BIGも女を捕まえる為の道具に過ぎない」
ガラァ… BIG「いててぇ…」コング「おっ、女も無事のようだな」
BIG「ハァハァ…、この技流石にリスクがありすぎるぜ…」
コング「いいから、早く女を連れて来い」BIG「‥了解です」
ダッダッダッダッダッ…
BIGは小さな声で何かを言いながら、
三咲をコングの元へと連れてきた。
コング「おい、BIG」BIG「はっはい」
パッチィンッ!!!!
コング「お前小さな声で何を言っているかと思えば、」
コング「僕の愚痴を言っていたのか貴様」BIG「ぁぁ…」
コングはBIGの頭の中を読み、愚痴を言っていると分かり、
怒りが込み上げ、BIGの頬にビンタした。
コング「女はトラックに詰めろ」敵B「了解しました!」
コング「BIGは三日後に死刑に処す!!!」
BIG「はぁっ!!?」コング「当然の結果だろう」
コング「僕の城の一番地下にある牢獄にBIGを入れておけ!!」
敵A「了解しました!」コング「死刑の方法は選ばせてやるよ」
バァンッ ブゥゥゥゥ~~ン!!!!!!!…
そしてコング達はトラックや車に乗り、その場を去っていった。
狩山竜二「…………」囚人A&B「…ハァハァ…」
???「死んでしまった用だな、狩山竜二」
バサァバサァバサァバサァ!!!
囚人A「ん‥、誰だ?…」???「すまない、自己紹介が遅れたな、」
不死鳥「我の名は不死鳥、不死身の鳥だ」
囚人A「なっ‥、不死鳥だって?…」不死鳥「あぁ、」
不死鳥「我はハテナ殿に呼ばれてやって来た」
囚人A「ハァハァ‥、ハテナ殿?…」不死鳥「ハテナ殿は偉大だ、」
不死鳥「昔、大きな呪いから、我を解放してくださった」
不死鳥「では早速、狩山竜二を生き返らせるとしよう」
囚人A「‥あぁ‥、お願いします…」不死鳥「耳を塞いでおけ」
バァサァ!!! ズッ…!!
すると不死鳥は、狩山の腹の上に降り立った。
不死鳥「おぉりゃぁぁっ!!!!!」
バアアアァァァァァァーンッ!!!!!!!!
ズザザァァァァ~!!!!!!
不死鳥「くっ!!、中々大きな傷だな!!、」
不死鳥「治すので精一杯だ!!!!!」
ザザザァァァァァァ~!!!!!!
不死鳥「これで仕上げだぁっ!!!!!!」
ゴゴゴゴゴォォォォォ~!!!!!!!
不死鳥「うぅぅおおおおおぉぉ~!!!!!!!」
ゴォォォォゥンッ!!!!!…
不死鳥「…くっ…」 バザァァァ!!!!!…
不死鳥は狩山の腹の上で、大きな羽をバサバサと羽ばたかせ、
苦しそうで痛そうな顔をしながら、叫び続けた。
そして、不死鳥は任務を果たし、やりとげた顔で倒れた。
狩山竜二「…っ…」囚人A「‥刀の、兄貴…?」
狩山竜二「……ぅぅ…」 ザァ…
囚人A「‥やった‥、刀の兄貴ぃ!!…」
狩山は不死鳥のお陰で大きな傷が治り、
再び生き返り、起き上がった。 狩山竜二「いっ生きてる?…」
狩山竜二「‥はっ!!、三咲さんは!!?」
囚人A「‥もうアイツらに連れていかれました…」
狩山竜二「っく、あの野郎共め…」不死鳥「おい、狩山竜二」
狩山竜二「えっ!?、誰?」不死鳥「我が名は不死鳥」
狩山竜二「えぇ!?、何でこんな所に不死鳥がいるんだ…」
不死鳥「お前を生き返らせたのは我だぞ」
狩山竜二「あぁそうなのか、ありがとうございます」
不死鳥「まぁ、暴れすぎにも注意をしたまえよ」
狩山竜二「あっ、はい」不死鳥「それでは、さらばだ」
バァサァァ!!! バサァバサァ!!!!…
狩山竜二「‥でも、何で俺のために不死鳥が来たんだ?…」
俺「お~い!!!、お前ら~!!!!」
狩山竜二「おぉ、帰ってき…え?」囚人A「‥宇宙船!?…」
ブゥゥゥゥゥ~ン!!!!!
なんと俺とハテナは、宇宙船に乗って、
狩山達のいる場所へと戻ってきた。
狩山竜二「いやいや、意味がわかんねぇよ」
ブゥゥゥゥゥゥ~ンッ!!!!!… バァッ
俺「到着っと」狩山竜二「お前ら、こんな物どっから取ってきた!?」
ハテナ「そこら辺にあった物を、ちゃちゃっと貰ってきたんです」
狩山竜二「バカか!!?、お前ら!!!!」
狩山竜二「そこら辺にある宇宙船何て、取ってくんなよな」
狩山竜二「ってか、宇宙船がそこら辺にあるって何だ…」
俺「まあ結構乗りごごち良いし、行こうぜ?」
囚人A「乗りごごちの問題じゃないと思うんですけど…」
ハテナ「あれ?、三咲さんはどこに行ったんです?」
狩山竜二「あぁ、それが謎の組織に捕まってな」
俺「マジかよ!、ヤベェじゃねぇか、速く行くぞ!!」
狩山竜二「いや、お前らはバッドを追いかけろ」
狩山竜二「俺はコイツらを連れて三咲の元へ行く」
囚人A「‥俺らッスカ?…」狩山竜二「当たり前だろ?」
俺「嫌々!、三咲さんは皆で助けに行こうぜ?」
狩山竜二「‥じいちゃんの地図、取り返したいんだろ?」
俺「…ハテナ、乗れ」ハテナ「分かりました」
タッタッタッタッタッ…
俺「お前ら、生きて帰ったらこの場所に集合だ」狩山竜二「おうよ」
バァンッ!!…
俺とハテナは宇宙船に再び乗った。
狩山竜二「取り返してこいよ、じいちゃんの地図」
俺「分かってるよ」ハテナ「では、行きましょうかね」
ブゥンブゥン ブゥゥゥゥゥゥーンッ!!!!!…
そして、俺とハテナは宇宙に飛び立った。
狩山竜二「まぁアイツも、ハテナがいれば安心だろ」
狩山竜二「それじゃあ俺らは、アイツらの元へ向かうぞ」
囚人A「はいっ…!!!!!」
狩山竜二「おーい囚人Bくん、そろそろ起きろ~」
一方その頃、ゼロと式谷は…
ゼロ「まだか?式谷」式谷貝「あぁ、あと30分くらい掛かる」
ゼロ「そうか、分かった」 スッ シュボッ…
式谷貝「‥俺にもくれ」ゼロ「はいよ」 スッ ボォ…
式谷貝「久しぶりに吸ったぜ」ゼロ「俺は今日二箱目だ」
式谷貝「ヘビースモーカーアピールダサいぞ」
ゼロ「うるせぇバーカ」式谷貝「小学生の悪口か」
二人はタバコを吸い、目的地に向かっていた。
???「待てっ!!!、ゼロォォォー!!!!」
ゼロ「なっ何だ!!?」式谷貝「バッドだっ!!!」
ゼロ「おいっ!!、スピード上げて逃げるぞ!!!」
なんと後ろから、高速で走り追いかけてくるバッドの姿が見えた。
バッド様「絶対殺すっ!!、ゼロォォォ!!!!」
ゼロ「ヤバイッ!!、こうなったら…」 スチャッ
ゼロ「やっぱり拳銃が、一番スマートでかっこいいよな~」
バァンッ!!! バァンッ!!!
バッド様「ぐぅぅあぁぁ!!!!!」
ゼロ「当ったりぃ~!!」式谷貝「ゼロ!、掴まれっ!!」
ゼロ「えっ!、ちょっと待て!!」式谷貝「フンッ!!」
ブゥゥゥゥゥゥゥゥーン!!!!!!!
ゼロ「うわぁぁぁぁぁ~!!!!!!…」
式谷は宇宙船のハンドルを右に回し、バッドから逃げ去った。
バッド様「ぐぅ‥、待て、ゼロォ…」
すると遠くから、見覚えのある宇宙船が飛んで来た。
バッド様「‥なっ!!、何でアイツらが!!?」
なんとその宇宙船は、俺らが乗っている宇宙船だった。
俺「あっ!!、居たぞぉ!!!、バッドだっ!!!!」
バッド様「くっ!!、バレたか、でも動けねぇ…」
バッドは脚を撃たれており、動くことが出来なかった。
バッド様「今のままじゃ、殺されるかもしれねぇ…」
ブゥゥゥゥゥ~ン!!!!!…
そして俺とハテナは、バッドの右横に宇宙船をとめた。
俺「おいバッド!!、死にたくなければ地図を返せ!!」
バッド様「すまないが、俺はもう地図を持ってねぇ…」
俺「はぁ?、なら今誰が俺の地図を持ってやがる」
バッド様「今はゼロという男が地図を持ってる」
ハテナ「ゼロ…」俺「ゼロ?、誰だよソイツは」
バッド様「‥まぁざっくり言えば、最強の男だ」
バッド様「格闘技が優れており、銃もプロ並みの腕前だ」
バッド様「お前らが敵う相手じゃねぇ、とっとと帰れ」
俺「嫌だね、俺は大切な地図を取り返さなきゃならねぇ」
俺「命の責任は俺にある、死んでも悔いは無い」
バッド様「あぁそうか、なら俺も連れていけ」俺「は?」
俺「何でお前を連れていかなきゃいけねぇんだよ」
バッド様「この先はエニグマ星の関係者以外、立ち入り禁止だ」
バッド様「俺がいた方が楽にゼロを追いかけられるぞ」
俺「チッ、都合のいい世の中だ」バッド様「それじゃあ、乗らせろ」
バァンッ!!!!…
バッドは宇宙船に、無理矢理乗った。
バッド様「それじゃ、出発だ!!」俺「頼むぞハテナ」
ハテナ「任せてくださいっ!!!!」
ブゥゥゥゥゥゥーンッ!!!!!!!!!