テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ーーー桃の夢の中ーーー
青「あー!楽しかった!」
橙「ほんまー!楽しかった!」
紫「桃ちゃん楽しかった?」
桃「うん、楽しかった」
すごく心が軽い……ふわふわした気分
紫「そっか!良かった!」
赤「おかえりー」
青「ただいまー!」
赤「お土産ないのー?」
黄「いい子に待ってました!」
紫「アイス買ってきてるよ、後でみんなで食べよ!」
赤「やったね!黄ちゃん!」
黄「はい!」
紫「ほら、桃ちゃん達お風呂入ってきな」
橙「桃にぃ!一緒に入ろ!」
桃「えっ……」
青「駄目、僕と入るの」
橙「いやや!俺とはいるん!!」
桃「……1人で……」
青「ダメ!僕と!行こ!」
桃「ちょっ!」
橙「青にぃ!!!」
紫「橙くんは俺と入ろ?」
橙「んーっ!桃にぃが良かった!!」
紫「うっ……俺でもいい?」
橙「うん……」
紫「そんなしゅんとしないでぇ〜」
ーーーお風呂場ーーー
桃「こ、青っ……!」
青「なぁに?僕と入るの嫌……?」
桃「そうじゃ…ないけどっ……」
身体傷だらけなのバレる……
青「ならいいじゃん!ね!」
桃「てか!もう一緒に入る歳じゃないだろ!」
青「えー?僕は入りたいよ?お風呂!1人ってなんか寂しいじゃん」
桃「お前もうすぐ高校生だぞ?」
青「んー!やだやだ!入りたい!」
桃「……」
青「そんな目で見ないでよ……」
桃「1人で入る」
青「今日だけ」
桃「駄目」
青「お願いっ……」
桃「なら……ずっと目瞑ってて」
青「それは無理でしょ」
桃「ならダメ」
青「なら!お風呂に浸かるまで入らないから!」
桃「…分かったよ」
入浴剤入れれば何とかなるか…
青「やった!お風呂っ!お風呂!」
桃「脱ぐからあっち向いてて!」
青「はいはい」
桃「……」(脱ぐ)
青「まだー?」
桃「まだ!!」
あれ……痣ない……あいつらにやられたやつ
青「はやくー」
桃「なんで……」
青「なにが?」
桃「なんでもない、入る!」
青「はやくねー」
桃「いいぞ、青」
青「はーい!クスッ、本当に浸かってる」
桃「浸かるって言ったし」
青「そんなに恥ずかしがり屋だったけ?」
桃「…………そうじゃないけど」
青「何?何かあったの?いいなよ」
桃「…………」
青「ほら、大丈夫。僕味方だよ?」
桃「……痣が…消えてんの」
青「痣!?どこか怪我してたの!?」
桃「あったのに消えたの……なんでか分からないけど」
青「痛かった?」
桃「……いや……痛くなかった…」
青「なら見間違い?」
桃「………………」
青「もしかして悪夢の中で痣あった?」
桃「悪夢…の中……」
青「大丈夫、今の桃くんは痣なんてないし、綺麗な身体だよ?」
桃「…………ん…」
なんか……おかしい……
でも…何が…?
青「桃くん!」
桃「ビクッ……な、なに?」
青「桃くんは気にしなくていいんだよ!」
桃「え、何を?」
青「なんでも!」
桃「わ、わかった」
青「早くお風呂出ちゃお!」
桃「うん、そうだな」
青……何か知ってる?
ーーー現実ーーー
赤「どうしよっか…」
紫「目隠し……する?」
青「余計に暴れるんじゃ……」
橙「一人ずつの方がええんとちゃう?」
青「確かに……僕からでいい?」
赤「うん、それがいいかも。桃ちゃんと一番隣にいたし」
青「うん、ありがとう」
紫「カーテン閉めて外から離す?」
赤「このベットの周りのヤツ?」
紫「そう、桃くんが起きた瞬間にカーテンの外に出て、話したりする」
青「目隠しよりいいかも」
赤「そうしよっか」
黄「桃にぃ……早く起きてくださいね」
橙「またゲームやろ……?」
赤「いっぱい甘やかせて」
紫「みんなでまた…楽しい時間作ろう」
青「桃くん、桃くんいないと僕……」
ーーー桃の夢の中ーーー
??(桃くん……桃くんがいないと僕)
桃「……青……?」
青「ん?何?」
桃「俺の事呼んだ?」
青「呼んでないよ?どうしたの?」
桃「いや……なんでもない」
??(桃にぃ、早く起きてっ…)
桃「…………」
起きてるし……
??(無理に起こしちゃ駄目だよ?今はゆっくりお休み中、起きたらたくさん話そうね)
桃「だから起きてるってば!!」
青「!!桃くん!?」
黄「桃にぃ?どうしたんですか?」
赤「なになに?大声聞こえたよ!?」
紫「どうしたの!?」
青「桃くん?」
桃「ヒッ……ご、ごめっ……ごめんなさいっ……」
青「桃くんお部屋行こう」
桃「……」コクンッ
紫「青ちゃん、後で教えてね」
青「うん」
コメント
1件
桃くんの夢の中の青くん達って、事情を知っててそうしてるのかなあ🤔 夢の中が悪いって訳じゃないけど、早く目が覚めて欲しいな、、 続き待ってます!!