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この病と共に

1 - 第1話

♥

51

2024年12月14日

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この作品は、ご本人様に全く関係ありません。ファンの二次創作小説となっております。腐を取り扱っておりますので、ご了承ください。腐?なにそれ?と疑問に思った方は絶対にご視聴はおやめ下さい。nmmnルールの守れる方だけお進み頂けると幸いです。

この作品は、knshp.zmrb.utsha.grtnをメインに書かせていただいております。地雷がある方はご視聴をおやめ頂いた方がいいかと思われます。

奇病パロで、もこ。さんとのコラボ作品になります。奇数が私、偶数がもこ様が作られておられますのでそちらの方も見ていただけると嬉しいです。

それでは、本編スタート。






『…コネシマさん。』

軍服をまとい、こちらを向いて笑顔を向ける。俺の大好きな人。

「…なんやw、そんな悲しそうな目すんなや。」

ぐしゃぐしゃと頭を撫でられる。

『…、だって、…あなたはッ!負け戦に行くんですよ!!?そんな、…わざわざ死にに行くなんて…、そんな、…』

「…負け戦だろうと、…俺は軍の為に生きるんや。…なぁ、ショッピ。俺は絶対帰ってくる。やから、その時までみんなを守っといてくれや。」

『…コネシマさん、…』

真っ黒な軍服をまとったコネシマさんは、大剣を抱えて俺を見向きもせずただ前を歩いていった。

手を伸ばしても、手を伸ばしても…、その手は届かなかった。

…その戦が終わり、生き残った軍人たちは帰ってきた…が、…その中にコネシマさんの姿は無かった。




『いやッ!!』

小さく、叫び手を伸ばしていると…そこはもう、ベッドの上で…、

『……あ、』

あぁ、自分はあの人の夢をまた見ていたんだ。そう分かってしまった。

『…コネシマさん。』

『…いや、…、だってあの人は絶対ッ!!』

そんな時口から花びらが落ちていく。咳き込む度に花びらは吐かれていく。

その花びらは綺麗な水色だった。

「……ショッピ。」

『…あ、…ちーの。』

「また、吐いちゃったんか。…水色。…まだ、あの人の色やからまだ大丈夫や、…まだ。」

花吐き病…。それは俺の持つ奇病。…

水色…、あなたの色を吐いている時はまだ大丈夫。どんどんどんどん、…色が変わっていく。最終的に俺は、銀の花弁をはいて、…死ぬらしい。

『…ごめん、ちーの。』

チーノは、この屋敷に居る人らの面倒を見る医師的立ち位置の人間だ。自分以外にも症状が酷い人らがいるはずやのに…いつもチーノは、俺と話してくれる。

「……今日は、食堂来てな」

去り際に悲しげに笑うチーノに、俺は

『…出来たら。』

そう、笑った。

チーノはそのまま部屋から出ていく。口から出てきた花弁を俺以外の人に触れさせちゃいけないから。だから、…その花弁を捨てた。

……、食堂……、

『…食堂…なぁ、…食堂かぁ、』

食堂…、会議…、あの人らが全員いる場所には行きたくない。みんないて平和だった頃を思い出してしまうから。

それに、…なんで俺だけが苦しまないと行けないんだと言う嫌悪感に襲われるから、

あの負け戦にいく。それはゾムさんでも、大先生でも…、トントンさんでも、ロボロさんでもシャオロンさんでも…俺でも良かったはずなんだ。なのに、…なのに、…なんであの人なんですか。そんな、嫌悪感に襲われてしまうから…。

『……、』

あの人が戦争に行く前に書いてくれた手紙を…、何回も何回も開いた手紙をまた開いて読み直す。

ショッピへ、

幸せになってくれや。それと、俺を忘れてくれや。俺は軍人として正しい行動が出来た、

お前の先輩として、いい事ができたと思っとうわ。

コネシマ。

貴方を忘れるなんて出来なかった。貴方居なくして幸せになる方法なんてそんなのもの無かった。…、貴方と両思いになってみたかった。…でも、それは叶わない。あなたが居ても、居なくても…、貴方は俺に惚れてはくれないだろうから。

『…酷い。』

でも、今は…嫌悪感がどんなにあろうと今はひとつ足を進まなければ、…そう思い…、食堂へ向かう。

『…今日ぐらい、……、』

花びらはまた口から出る。ゆっくりと、その花弁を捨てて、歩き出す。

『………、』

食堂の扉を開けると、久々に見る面々がこちらを向いて驚いていた。

tn「…ショッピくん?」

トントンさんがこっちに来てくれる。綺麗な羽がまた成長したように思える。

『…羽…また、…成長してますね…。』

tn「…こんな、綺麗な羽根要らんのやけどなぁw……、」

バザバサと羽を動かしている。トントンさんは、天使病。彼も奇病がある。

zm「お、、トントン!って、…え?ショッピくんやんけ。」

彼は、ゾムさん。ゾムさんの奇病は殺人病。愛する人を殺したくなる、…そんな病気だ。

rbr「お、珍しいなぁ…」

少し見える手からは、凄く神々しい宝石が見えていた。

『…ロボロさん。』

彼は、宝石病。宝石が出来てしまうそんな病。

珍しいく、今日は大先生もシャオさんもグルッペンさんも見渡らない。…他のメンバーも、いつもならいるはずだが…見渡らない

ci「あ、今日はあの3人は任務について話し合っとるらしいで」

『ちーの。』

後ろから声がして見るとチーノがいた。そうか、…今日は全員揃ってないんだ。

「…まぁ、ご飯食べよか。」

席に座り、ご飯を食べる。

久々にみんなで食べたご飯は美味しかった。





奇病紹介。

shp。花吐き病

花吐き病とは、片想いをこじらせて辛い思いをすると花を吐いてしまう病気。 吐かれた花に接触することで感染し、有効な治療法は未だ発見されていないそんな病気。チーノ以外には余り伝えていないがぼんやりと奇病だと言うことは伝わっている。

tn。天使病

背中から羽がはえ、その人から生命力を奪い成長する。成長すればするほど羽は美しくなるが、その代わりその人はどんどん生命力を失っていく。

羽が大きくなる度、グルさんは綺麗だと思うがトントンを心配している。

zm。殺人病

嫉妬や沢山の憎悪、気持ちの変化により愛するものを殺人したくなってしまう。抑えられるものではなく、殺人を繰り返しそうになるがその度メンバー全員で止めている。愛する人や、仲間に向かって攻撃してしまう。

rbr。宝石病

溜め込んでいくうち、どんどん自身の体が宝石になっていってしまう。最終的には全部宝石になってしまい、そのまま宝石の像になってしまう。明確な治療法はまだない。


ci。奇病のメンバーが心配で、面倒を見たりなど看護をしてくれている。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

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第2話は、もこ。様が投稿して下さいます〜!

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