テラーノベル
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連絡先を交換してくれたのは気まぐれかと思ってたけど、意外にも翔太くんはちゃんと律儀に返信をくれた
歳は俺の2つ上であること
東京生まれの東京育ちであること
イタリアンで働いてるけど、好きなのは焼肉であること
最近、美容にハマっていること
少しずつ知っていく
趣味のサウナが同じと知った時はテンションが上がった
会話の流れで約束して、出会った1週間後に翔太くんの働くレストランを訪ねる
お店の中でウェイター姿で働く翔太くんも綺麗で格好良かった
店長兼コックの涼太さんは、なんだかロイヤルな雰囲気の人で、翔太くんとは違った格好良さがあった
幼馴染と言っていただけあって、通じ合っているような2人の雰囲気に少し妬けてしまう
「お待たせしました」
注文した料理を翔太くんが持ってきてくれる
そのまま向かいの席に座る
「座ってていいの?」
「今、そんな忙しくないから。食べてみて」
「いただきます」
「どう?」
「うまっ!めちゃめちゃ美味いわ!」
「だろー!涼太の作る飯は美味いんだよ」
料理は間違いなく美味しくて、何度も通いたくなるような暖かい味がした
自分が作ったわけでもないのに、すごく誇らし気に笑うその笑顔は可愛くて
でもやっぱり、そんな風に思われている涼太さんは、翔太くんにとってどんな存在なのかが気になってしまう
「翔太くんは、涼太さんと付き合ってるん?」
「へ?…………ふはっ笑」
つい口をついて出た質問に、翔太くんは目をまん丸にした後に、あの日と同じように笑う
「そんなに涼太が気になる?笑」
「……そりゃ気になるよ!涼太さんすごい格好いいし!俺は翔太くんのこと好きになっちゃったんやもん、そんな人が傍におったら気になる!」
「可愛いやつめ笑」
手を伸ばしてくしゃくしゃと頭を撫でられる
「ちょおー!せっかく格好よくセットしてきたのに!」
「涼太はただの幼馴染だよ」
「ほんまに?」
「ほんまに笑」
「似てへんし」
「ふはは笑」
頬杖をつきながら笑う笑顔が眩しい
「康二、おれ今日早上がりなんだ。21時まで待つなら一緒に出れるけど?」
「っ!待っとく!」
「りょーかい笑」
立ち上がりながら、また俺の頭を撫でて、翔太くんは仕事に戻っていった
21時ごろお会計を済ませにレジへ行くと、ちょうど涼太さんが対応してくれてお見送りをしてくれる
「翔太、もうすぐ出てくると思うから。店の前で待ってたらいいよ」
「あ、おおきにです。」
「ああ見えて結構我儘だから、できたら甘やかしてあげて」
「はぁ。綺麗で格好いいお兄さんに見えますけど……」
「多分すぐ分かるよ。康二君、気に入られてるみたいだから」
「え?なんで名前…………」
「今日はご来店ありがとうございました」
「あ!あの、料理美味しかったです!また来ます!」
気づけばドアの前まで来てて慌ててお礼を言う
「いつでもお待ちしてます」
パチンとウインクを返されて、その振る舞いになんだか感心してしまった
コメント
2件
どのお話でも❤️が本気出したら誰も敵わなそう、、、