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終止符  第1話

?「この世界は…終わりだよっ、、」

こんばん協力!久しぶりだね!アメールちゃんです!今、私は病院に来ています!なんでかって言うと、ガーナと任務先で怪我を負ったから。ガーナの方が重傷で、包帯ぐるぐる巻にされてたよ、笑

「痛い、、」

「そりゃあんなに派手に爆発させたらねぇ、、足元に投げたガーナが悪いんだよ?」

「うぅ、分かってます〜…」

さっきの戦いで、ガーナは爆弾を足元に投げた。そうして見事に私とガーナが吹き飛んだというわけ。もちろん私は吹き飛ばされた時に着地したし、ターゲットを追いかけてたからガーナがどう着地したか知らない。

「さ、帰ろうガーナ。」

「うん!」

「…あ、リックとエイミーが来てるや」

「えっ?リック?どこどこ!!」

「下だよ、笑」

2階の窓から下を覗くと、リックとエイミーがこちらを見上げている。病院に行ったことをどこで嗅ぎ付けたんだよ、笑

「リック〜!!」

「あ、コラ走んないの!」

病院の廊下を慌ただしく走るガーナを私は追いかけた。

「よう!アメール!迎えに来てやったぜ!」

「上から目線はなんなのよ、たくこの餓鬼はさ。」

「なんだと〜?!」

「まあお前はガキだな。」

「リックまで言うのかよ?!」

リックとエイミーは仲がいい。まあ元死刑囚同士というところからも共通点は割とありそうだし、仲良いのはいい事だよね!

「リック、来てくれたんだねぇ!!」

嬉しそうにリックに飛びつくガーナ。

「引っ付くな!たく、」

「…リック、ガーナの事タイプなのかなぁ、?ガーナは確定でリックのこと好きだけど…」

「それ俺も思った!!」

エイミーがボソッと呟く私の声に反応する。

「って、そんなこと言ってる場合じゃないんだ!今すぐアルカラムの本拠地へ行くぞ!さっき集合がかかったんだ!」

リックがいきなり声を荒らげそう告げる。

私とガーナはやる気満々の顔になる。私はリックに声をかけた。

「私が背負うよ。乗って?」

「いやいi」

「いいから」

私は半強制的にリックをおぶり、フライングで走り出した。もちろんエイミーとガーナが追いかけてくる。でもまあ、流石に成人男性おぶって走るのはしんどい、

「ガーナ!リック背負って!!私の代わりに!」

「だからいいっt」

「黙って聞いてて?」

リックに喋る隙は与えさせない。なんならこれが目てk((

「は、はーい、、」

ガーナが息を少し上げながら、リックを背負った。きっと今ガーナもリックもドキドキしてる!あの距離感だと息遣いがよーく伝わってくる。もちろん心音もね。お互いにドキドキしてたりしてねー!!なんて、考えているといつの間にか最後尾。最下位だけは避けなければ!大急ぎで足を回すけどもう遅い。

「なんだあ?アメールが最下位か?笑笑」

うざく笑う1位のエイミー。2位はガーナ。リックを背負って2位は凄い感出してるけど、前半ほとんど私がおぶってたし考え事してたから最下位なだけな?!なんて考えはどっかに捨てて、椅子に私は座る。

「集まっていただきありがとうございます。」

よく通る落ち着いた声。聞きなれたこの声。

「ヴァイス…」

私は口からそんな言葉を出していた。

「…アメール?ヴァイスがどうかしたのかい?」

カカオが問いてきたけど、答えない。なんで口からいきなりそんな言葉が?分からないから…いっか☆

「…話をしていいですか?」

全員が重苦しい空気を感じ取ったのかゆっくり頷く。

「…では、話し始めますね。今回もまたアルカラム、アペルピシア、マニー一族で協力しなくてはなりません。何があったかと言いますと、先日から街で何故か人が消える事件が多発していますよね?それで消えた人数は7000人にも上ります。流石我々も動き出す時が来ました。ニュースに載ったのです。今回は何故かここ3つのみの一族です。解決をこちらへ投げやりにしているのでしょう。…買ってやろうじゃありませんか。」

力強くなってくる口調に私は無言になってしまう。この間、ベリーが娘のレベッカちゃんを産んでいた。レベッカはまだ1歳にも満たない。つまりベリーは動けないに等しいのに、難しい局面に当たるなんて…。

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