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「メリーホスト」
ーー 注意 ーー
本作品は個人による二次創作の為、本人様には一切関係ありません
暴力、暴言等の表現が含まれます
多少のキャラ崩壊注意
○この作品はshp視点です。
→start
やっとの思いで大学を卒業し、就職活動を始める事を決意した自分だったが、
いまいち自分に合った場所は見つからず、深く頭を抱えていた。
仕事を探しているけれど、仕事をしたい訳でない。
正直、社畜になるくらいなら死んだ方がマシだと思う。
しかし、働かないと生きていけない。
そんな事ばかりを脳内で巡らせ、時期は一刻と過ぎていった。
それから数日がすぎたある日
その日は世間でいえばクリスマスイブだった。
しかし自分には恋人なんているわけもないので特に普通の平日と変わりなかった。
夜、大学でできた友人 ciに一緒にイルミネーションを見に行かないかと誘われ、仕方なく行くことにした。
外はどこもカップルだらけで内心、腹立たしさを感じていた。
shp)みんな気楽でええよな
その後ciと合流し、二人でイルミネーションを見に行った。
話を聞くとciは元々一緒に行く予定だった人が急遽行けなくなり、その埋め合わせが俺だったらしい。
普通にダルかったが、お詫びにケーキを奢ってもらったので我慢することにした
帰り道、極度の方向音痴だった俺達は道に迷い二人で途方に暮れていた
夜の裏通りはどこも不気味な雰囲気があり、正直一人なら死んでいたかもしれない
少し歩くと大通りが見え、ほっと一息ついたときだった
目の前で男女が口喧嘩をしていた
場所と時間的にそれはホストと客である事がわかった
ciが嫌そうな顔をして、早く行こうと言った。
俺もこういうのは苦手なのでそれに賛成した
そのホストの横を行こうとした時に
チラリと顔が見えた。
その瞬間体にビリビリという電撃が走った。
まるで頭のてっぺんからつま先まで1本の串に刺されたかのような、どこか体に光が染み込んでいるような。
綺麗な容姿に優しい声。
キリッとした目に、綺麗な瞳
どうやら俺は彼に一目惚れしてしまったらしい。
俺はそこで足を止め、彼から目が動かせなくなっていた。
「俺の物にしたい」
今まで俺になかった欲が今溢れてでてきたようだった。
気が付けば俺は目の前の客を押しのけ、彼に話しかけていた
shp)このケーキ貰ってください
貴方の為に買ったんです
俺はciから貰ったケーキを彼に差し出し、無理やり彼の手に渡した
彼はキョトンとした顔で俺に感謝を述べてくれた。
rbr)ありがとう
その言葉で俺は何かに満たされた気がした。
頭の中が彼でいっぱいになり
顔を赤く染めていた。
それを見ていたciが血の引けた顔で俺の手を取り、何も言わずに走り出した
少し走ったところでciは足を止めた
ci)shp、おまえ何してんの!?
ci)アイツ、ホストやで!?
俺は思わず、口にしてしまった
shp)…すまん ci
shp)あの人に一目惚れしたかもしれん
俺は不気味な笑みを浮かべずには居られなかった。
これがクリスマスのキセキなんだって心の底からそう思えた
メリーホスト。第1話 終
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コメント
8件
久しぶりの投稿とっても嬉しいです すごく面白くて最高です まじで大好きです❤️
久しぶりのひがんさんの投稿ありがとうございます‼️‼️‼️ 相変わらず語彙力が豊富でクオリティ高くて読みがいありました‼️😭🙌🏻🙌🏻🙌🏻
久しぶりひがんさん〜 最高まじで愛してる🫶