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6月の中旬、田村は初めて大地宛に手紙を送った。


大地くんへ

「こんにちは大地くん。げんきにしていますか。ぼくもホームランをうてるようにがんばるので、大地くんもがんばって、びょうきとたたかってね。こんどの大地くんのたんじょうびにあえることをたのしみにしています」 タムより


そして、大地の両親へは、

「こんにちは、ご無沙汰しております。大変失礼ですが、手紙を書くのが苦手なもので簡単に申し上げます。今度の大地君の誕生日(7月4日)に大阪ドームでパイレーツ戦があります。チケットを同封しましたので、大地君の体調がよろしければ、ご家族で応援に来て頂ければ嬉しいです」

田村 博



(村山の自宅にて)

幸雄が21時過ぎに自宅へ帰ると、

「あなた、ジャガーズの田村さんから手紙が来たの」とひとみが言うと、


「ほんとに?見せて」と幸雄が言い、その手紙を受け取ると、ハサミで手紙の端を切った。


幸雄は全部読み終えると、その手紙をひとみへ渡した。


ひとみがその手紙を読み終えるのを待って、

「大地はきっと喜ぶだろうな」と幸雄が言った。


「でも、大地に外出許可が出るかしら?」とひとみが聞くと、


「明日、俺が阿部先生に相談してみるよ」


「ありがとう。大地の誕生日だから何とかしてあげたいね」

とひとみが言った。

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