データ消えて萎えたやつ
・学パロ
・本人様関係なし
・地雷バック
・通報やめて
〈 sypsid 〉
今日は大好きな先輩の卒業式 。
先輩とはこれが最後だと思うとやっぱり少し … いや大分後悔が残っている 。
いつも冷たくしてまうし 、 やっぱ俺なんか …
「 嫌われとるよな 、 」
重い足を無理やり動かして
卒業式が行われる体育館へと足を運んだ 。
卒業式が始まる前に 、 俺ら二年生は入場をする 。
何かの不手際なのか 俺の椅子は用意されとらんかった 。
「 すんません 、 ここ椅子足りないです 。 」
会場設備担当の職員に声をかける 。
声が小さかったんか伝わらんかったのかで椅子は貰えんかった 、
そこの近くの椅子を使おう 。
先輩方が入場してくる 。
俺らは手が痛なるほどの拍手で先輩方を迎えた 。
普段とは違うスーツ姿の先輩を見つけて 嬉しくなる
やば 、 めっちゃかっこええ ……
次は二年生の代表挨拶 。
二年生の皆で壇上へとあがり声を揃えて話し始める 。
「 三年生の皆様 、 ご卒業 ______ 」
この言葉は終わりの合図も同然 。
これが終わったら 、 先輩とはもう会えない気がする 。
卒業式 、 まだ終わりたくない 。
〈 knsid 〉
今日は卒業式 。
三年間一緒に過ごしたアイツらと卒業できるんはマジ嬉しいことやな 、
そして …… アイツ 、 生意気な後輩 に想いを伝えんかったんが一番の心残りかもな 。
でもいつもあんな塩対応やし 、
「 嫌われとるんやろな 、 」
卒業式が始まる為 、 体育館へと向かった 。
卒業式も終盤となり 、 二年生からの祝辞 が始まる 。
これが終わったら もう終わってしまう ようなものだ 。
あ ー 、 卒業式 、 終わりたないわ 。
卒業式が終わってしもた 。
三年生は二年生の拍手で送られ 、 そのまま帰宅 … という流れだった 。
だが 俺達 五人は 校門の前で二年生のアイツらを待っとった 。
「 この後 どする ? 飯行く ? 」
「 あーー …… それ夕方からでええんちゃう ? 」
「 飯 ! 飯 ! 」
「 俺すっげぇ遠慮したい 」
「 僕も 」
「 へいへー ッ い 大先生とシャオロン ー ! 遠慮すんなよ ー ッ 」
「 あれ?さっきからコネシマ元気なくね?どうした 」
「 いや 、 なんでもないで ?
ロボロは気にすんなって ! 」
「 おおーん 、 ? そうか ぁ ? 」
駄目だ 、 やっぱり気になって 気が落ち着かない 。
アイツを探しに行くしかない 、
「 すまん 、 後でLINEしてくれ !! 」
「 え 、 ちょ 、 シッマ !? 」
居た 、 生意気な後輩のアイツだ 、 !
〈 sypsid 〉
先輩と話せないまま 、 卒業式が終了した 。
もう ダメやと思って 、 一人でいつもとは違う道で帰ろうか悩みながら 下駄箱で靴を履き替えとった時 …
コネシマ先輩がおった 。
嘘や 、 こんなことあるんか ?
「 ちょっと 来てくれん ? 」
今は誰もいない体育館の裏 。
コネシマ先輩がゆっくりと口を開く 。
「 前から 、 好きやったんや 。
付き合ってくれへんか ?
勿論 、 男同士やし 、あんなに塩対応 までとられといて 成功 するとは思ってへんけど …… 俺は好きなんや 。」
嬉しい ッ 、 ホンマに ?
「 先輩 、 ッ 俺も好きです !ッ 」
「 先輩 ッッ !! これからよろしくお願いします ! 」
「 ッ! ホンマに ?! よかったわ 、 」
ホッとしたのか先輩は 同級生のアイツを抱きしめる 。
先輩の卒業式も見れたし 、 もうええかな 、
やっと安心して寝れるわ ー ッ …
「 大好きッスよ 、 先輩 。 」
もう流れるはずのない涙を流して俺は深い眠りについた 。
お疲れ様でしたー !
まさかの幽霊だった 、sypくん、、、
来世は幸せになってほしい……
でもkn先輩の幸せが実質sypくんの幸せなのかもですね 。
昨日はリクエスト色々ありがとうございます!
順に書かせて頂きますね!
R小説祭りですよー
コメント
9件
幽霊だったんや…
余談ですがsypくんの死因は轢かれかけたkn先輩を守ったことによる事故死です。 未練から魂は残ったんでしょうね。