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頬を張り飛ばされた__
リロにくらった攻撃よりも、リアのビンタは痛かった…
「…リア?」
「なんで……どうして、路地裏に行ったのですか!」
わかった…心配させたんだ
約束したのに…僕が路地裏に行ったから
「ごめん…リア、心配させた」
優しく、リアを抱きしめる
「………抱きしめてくれたので、許します」
家に帰り、食事をとる
身体はリアの【大天使】で治してくれた
リアいわく、能力のなかでも癒すのは得意なのだそう
「能力をコピーし、自壊…ですか?」
リロとの戦闘を語るなか、【魔王伝】をコピーし、腕を自壊させたことを話す
「恐らくですが、ハクト様はまだオーラに慣れていないので…大きすぎる力に耐性がないのだと思います」
オーラ…人によっては魔力、エネルギーなどと様々な言い方があるらしい
能力を扱うにも、オーラが必要で【オーラの消費量が大きければ大きいほど威力が上がり、小さければ小さいほど威力は下がる】
本来、この世界の住人なら、生まれたときから扱える力らしい…
「…なるほど、僕の場合慣れていないから身体が追いつかないんだ」
つまり、今の僕は…どんな能力を持っていようが、宝の持ち腐れ
「安心してください♪私がびしばし鍛えます!」
「………え?」
「ヌアァァァァァァ!!!!」
拝啓
雪乃様
兄は今、異世界で頑張っています
兄は今_
「ハクト様!頑張ってください!」
天使に………それも大天使に…
ボッコボコにされています
「…カハァ!はあ…はあ…」
リアとの修行内容………それは
【常に自分の限界までオーラを出し、無理やり慣れる】というものである
「リアさん!?…ちょっと!これ以上は僕死んじゃうから!?」
【超パワー】…出力2%はなんとか…なんとか!できるようになったのに!?頑張ったよ!?僕!
「仕方ありません、今日はここまでです」
「ヘァァ」
その場に倒れ込む
「汗びっしょりですし、お風呂にしましょ♪私も一緒に入りますから♪」
わかったことがある…
リアは…天然だ
天然ゆえの、無自覚のドSだ!
「ふぅ…お風呂が気持ちよい~」
リアと一緒にお風呂
もちろん、そーゆう行為はした後である
「…ハクト様、激しくありませんでした?///」
僕の腕の中に小さく収まるリアが呟く
「だって、リアにたーくさんボッコボコにされたから、こっちも攻めなくちゃね?//」
リアを後ろから抱きしめる
「…むぅ//」
拗ねたリアを正面から抱きしめる
そこからはもう、お互い止まらなかった_
「………フッ!」
空中で回し蹴りをし、回転しながら岩を蹴り砕く
「はあ…はあ」
2%…今の僕だと、これが限界…
「キャァァァァ!?」
リアの悲鳴が、夜明けの空にこだまする
「リアっ!」
地面を蹴り、急いで家へ帰る