コメント
8件
わわ、 天国の歌詞がいっぱいだぁ…
うぉぉぉ!!おニューなストーリーキターーこれはもう見まくる以外の選択肢ないわ
キタ━(゚∀゚)━!新しい物語今回はちょっともときくんが心配ですねぇ
※映画『#真相をお話しします』の
主題歌『天国』を元にして制作しています。
一部ネタバレが含まれている場合がございます。
苦手な方はお戻りください。
この物語はフィクションです。
それでは、真相をお話しします。
※嘔吐表現入ります。ご注意ください。
元貴side
元貴『…は、、?』
これは僕の身に起こった本当の話です。
僕が同じバンドメンバーである若井と一緒に
夜の渋谷の街を歩いていた時、
後方にある交差点から女性の悲鳴が上がった。
僕と若井は同時に振り返って後ろの交差点を
見つめた。交差点にはブレーキの跡1つない
道路に、倒れて血を流している男女2人がいた。
僕と若井は走ってその場に駆け寄った。
元貴『大丈夫ですか… は、、?』
若井が救急車を呼んでいる間、
僕は倒れて血を流している男女の元へ
駆け寄って声をかけた。倒れている男女は、
見覚えのある人たちだった。
元貴『母、、さん、?』
僕がそう言うと若井が走って僕の元に駆け寄り、
倒れている男女を見て、若井が口を抑えた。
頭から血を流している僕の両親。
なんで、?
目の前で殺されたのが僕の両親なの、?
元貴『っ…ゲホッ、ケホケホッ、オエッ、泣』
滉斗『っ、お願いします、早く、、
後何分かかりますか、!?
お願い、お願いだから…泣』
若井は電話をしながら僕の背中をさすって、
跪いている僕をそっと優しく抱きしめてくれた。
なんで、なんで、、
僕の親がこんな目に遭わないといけないの、?
ただこの世界を生きていただけなのに、
どうして、どうして、、、
若井の腕に抱きつきながら泣いていると、
人々の話し声と共に赤い光が、
僕と若井を包み込んだ。
救急隊の人が僕達の元へ走ってくる。
若井が事情を話してくれて、
救急隊の人は僕の両親を救急車に乗せた。
僕と若井も乗せてもらって、
近くにある協同病院へ連れて行ってもらった。
不安で不安でどうしようもなかった。
ここまで育ててくれた両親が目の前で
事故に遭って、血を流している姿を
目の前で見た。涙が止まらなかった。
そんな僕を若井は黙って涙を流しながら
抱きしめたり、背中をさすってくれたり
してくれた。
医者『…亡くなってしまいました、』
元貴『…え、?何かの間違いじゃ、?笑』
僕がそう言うとお医者さんは顔を顰めながら
僕に説明をしてくれた。衝撃的すぎてあまり
覚えてないけど、近くにいてくれていた若井が
覚えていてくれていた。大型トラックに轢かれた
瞬間、母はもう息を途絶えてしまっていたこと。
父は病院に着いた途端、息を引き取ったこと。
後から全部若井に聞いた。
当時は理解できなくて、
いや、理解したくなくて、忘れたかった。
そして1年後の今、母さんと父さんの命日。
僕は花屋で買った花をお墓に飾った。
また手を合わせて、あの頃に戻りたいと願った。
何回目だろうか。お墓に花を飾って、
しゃがみ込んで手を合わせたのは。
容疑者の男はまだ捕まっていない。
轢き逃げをしたんだ。彼奴は。
僕の大切な人を2人も殺しておいて、逃げたんだ。
僕は彼奴のことが許せない。
そんなの当たり前。
大切な人を2人も殺されてるんだから。
そこで僕はあることを思い付いた。
誰にも迷惑をかけずに××する方法を。