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──────いえもん視点──────

めめさんからの圧で全員が押し黙る。俺は依頼を受けたくない側だから反論した方が良いのだろうか?なんて思考を巡らせる。

うーん…。ぶっちゃけ命の危険に関わるものをわざわざ受けるのか…ってよく考えたら人を殺してる時点で命に関わるか、なんてしょうもないことを考える。



「あ、ちなみに私は行きませんよ?」



俺達の思考が全て打ち砕ける。めめさんから衝撃的な発言がその場の空気に蔓延する。


「は…ぇ……?」



菓子さんはうめき声のような声を絞り出すように音を発する。

俺は声すら出なかった。最高戦力であるめめさんが出ない…?それは万が一の敗北を意味する。

レイラーさんはめめさんに連れられるように



「師匠が行かないなら私も行かないです。元々反対でしたし…」



と追い討ちをかける。おいおい…嘘だろ…?なんて言えるほど軽視できる問題では無い。今までの戦いを振り返ってもめめさんが中心にいて、大体の敵を一体一で相手をできるほどの強者。そんな人が出ない…。

なおかつ得意不得意はあるけれど全ての属性が使える万能な魔女レイラーさんも出ない…。え?詰みでは?この考えに至ると乾いた笑いしか出てこない。


元々賛成してた人は黙り始める。そりゃそうだ。戦力にカウントしてた人が突然いなくなる…なおかつ最強が。

仮にメテヲさんが回復したとしても暗殺者には太刀打ちできたないだろう。会っただけで苦しそうに顔を歪めていたメテヲさんを思い出す。

…無理そうだろう。てか無謀だ。何とかできてたならメテヲさんは今みたいな状況にならない。


全員が黙っていると痺れを切らしたのかガンマスさんが声を上げる。


「全員そんなに弱気なんですねッ!?別にいいですよッッ!私1人でいってきますからッ!!その代わりどうなっても知りませんよッ!?」



音割れがすごくてあまり聞こえなかったが、ガンマスさんは無理にでも行くらしい。

れいまりさんは口元を手で覆い隠し、目を瞑る。そして数秒経ってから満を持したように目を開く。



「ガンマスさんが行くなら私も行きますッッ!!唯一の親友…相棒を失う訳には行きませんからッ!!」



れいまりさんの目には強い光が込められている。見ただけでわかる。決意は硬いようだ。


「…私も行きます。賛成として言ってしまった以上責任は取ります。」



みぞれさんは小さく手を挙げ、行くという参加表明を出す。少し手が震えているが、それは勇気を出した証拠だ。なんて厨二病っぽいセリフを考えてしまう。

言わなくて良かった…


「わ、わたすも行く!!ここまで来て下がれないです!」


茶子さんは喚き声に近い声を出し、精一杯の意思表示を行う。手を強く握りしめ、その目には確かな炎をが灯っている。


「「私/俺も行く!」」



うぱさんとラテさんが示し合わせたように同じタイミングで同じセリフを言う。2人は目を見合せ、睨みつけあった後、爆笑する。

奇跡を間近で体験した気がする…



「…茶子が行くならついて行くわ。あの子を1人にすると危ないもの」



菓子さんは反対派だったが、行くようだ。目は猫の目のようにつり目で、知的さが溢れて出ていた。

俺は既に答えが決まっている。


「俺は行きません。最初に述べた通り反対ですし、ボスからのご命令では無いですので。」



基本的人を殺すのは好きではない。生きるために、認めてもらうためにやっているだけだ。無意味な戦闘などしたくない。ましてやいるかも不確定な俺の知らない人の救出。気分は乗らないし、どうでもいい。

俺の正直な意見だった。


めめさんは全員の意見を静かな耳を傾け聞き続けた。そして目を瞑り、数十秒十分に思考に没頭している。妨害すると何をされるか分からないので無言でその時を待つ。

めめさんの伏せていた目が開かれる。美しい紺色の目が、世界の光に慣れるために何回も瞬きを行う。


そして、数回の瞬きの後、彼女は息を吸い、俺たちの待っている言葉を発する。



「今回は行く人と行かない人で別れましょう。行く人は行って行かない人は他のめめ村メンバーの情報集めにしましょう。いざとなったらうぱさん、ワープで戻って来といてください。水は用意しときます。」

「了解!」



至極単純だが、つまりは賛成派と反対派で別れただけである。シンプルな作戦だが、しっかりと避難経路を確保されており、村民を大切にする気持ちが滲み出ている。ははんともり(((なんてしょうもないあだ名を勝手につけておく。



「私の意見に反対な人は手をあげてください。その人の首根っこを掴んで城内を引きづり回しますけど」



ほぼ強制というか脅迫というか…なんて思ってしまう。当然手をあげようとする人はいなかった。



「じゃあ決まりですね!皆さんそれぞれ頑張りましょう!解散!!」




めめさんのその言葉でリビングは静寂へと戻る。











間に合った!ギリセーフです!いや〜ネタを最後までどうするか考えてたんですよね…元々多数決は1話で終わらせる気持ちが全然終わんなくて笑いましたwいや、結末は変えないんですケモ途中までの道のりを変えてしまうせいで、未来の私が困るという永久ループにいます。タスケテ


さて、雑談はここまでにして〜おつはる!

一明日を見るためにー

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最後の最後貴女の言葉で誤字るんじゃないよw

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