コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
第 三章 後半 。 < キミ 。 >
_________________
それから 俺等は一緒に学校に登校するようになった 。
まだあの時からは話したりしていないが 、 すっごく楽しい 。
前まではあんなに言われてたのに 。
ガララララ ッ
💛 「 おはよ 〜 ! 」
あきの笑顔はまだ完全復活 、 ではないが
少し笑顔を取り戻せている気がする 。
みんなは声を揃えて
「 おはよ ー ! あきぷり ー ! 」
と言われる 。
今はペア名ができるほど仲が良い 。
俺も思いっきり手を振って挨拶を返した 。
「 まじであきぷり最強じゃね っ !? 」
「 ほんとそれー! 仲良すぎじゃなーい ?? 」
「 ぷりちゃんってさ ー 、 最初はド陰キャかと
思ってたんだけど全然陽キャなんだけど !! 」
「 見た目で決め付けてたん ー ? 笑 」
「 まぁ ー 、 転校生だし っ て 、 笑 」
💛 「 ね ? 見た目じゃないでしょ ? 」
俺はにこっとほほえんだ 。
「 てかさ ! プールで遊んでる二人見たぞ !! 」
もしかしたら俺が喋ってることに気づいたのかもしれない 。
💛 「 え !? 」
「 まじで激エモすぎる !!! 」
「 スマホでさ ! 激エモ動画とっていいかな !? 」
といって近づいてきた 。
俺はもちろん 頷いた 。
あきは 、
💛 「 もちろん !! 今日でいいかな ! 」
クラスにいる人達はいいよー ! と言ってくれた 。
昨日 、 やっと 、やっと少し喋れたんだ 。
「 ぷりちゃん 、 声 、 いいね !! 」
そうあきに言われてから俺は笑うことをたくさん練習できた 。
俺の声を馬鹿にしたあいつだって 、
全員 、全員見返したい 。
それが俺の一番の願いだった 。
💛 「 そんなカップル的に似合ってる … !? 」
俺が喋れた理由 。
あき 、 だった 。
あきはいつもいつも爽やかで 、 でもどこか闇があって 。
前はそのことに嫌味を感じられたのかもしれない … 、
何もできない俺 、 全てに神対応なキミ 、
俺達は性格が真反対だ 。
俺は勉強は普通だし運動も普通 。
全てにおいて普通なのだ 。
今も 、 それをもう一つの悩みとして見ている 。
_________________ 番外編 … ??
撮影の時間になった 。
とても緊張するが 、 モデルになれるのは一つの夢でもあった 。
さっそくプールの中の入り方を教えるあき 。
俺も含めてクラスのみんなが入った 。
俺はプールの中に入ってみた 。
まだ夏だからか水が生温かい 。
あきも俺の手を握ってプールへ飛び込む 。
「 じゃあ写真と動画一枚ずつ撮ってみていいかな 〜 !! 」
という合図を送られて 、 ふたりとも◯を作った 。
「 じゃあそれぞれ水かけあって 〜 !! 」
俺等は少し練習をしてカット !と言う合図に合わせて水を掛け合った 。
空は日が沈む前の橙色の世界だった 。
撮影が終わった 。
「 すぐ帰らないと行けないし 、 40分くらいでちゃちゃっといくよ ! 」
と撮影者の彼女は言っていた 。
本当に40分で終わった 。
彼女は演劇部で 、 エモく青春を撮影するのが好みだそう 。
彼女は昔から撮影がすきらしい 。 写真や動画を見ればわかる 。もうプロだ 。
先生には言っていないが 、 完全にバレていると思う 。
なぜなら先生は窓から俺達を見ているから 。
__________________
第 三章 後半 。 < キミ 。 > 完