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力を入れてしまったのだ
しかしやってしまったと思う間もなく
ニュートの入り口は、指を飲み込むと同時に
くちゅぅ…と音を立てた。
「ひっぃあっ♡」
想像よりも、はるかにすんなり入ってしまった驚きよりも
快感で身体が跳ねる。
「おっ…簡単に入ったな…大丈夫か?」
「…ん…♡テセウスの手…ちょっと僕より大きいだけなのに…いつもより全然違う…♡」
一度中断させられた快感の再びの到来に、またニュートの中はヒクつきを起こす。
「ニュートの中…早く気持ち良くなって、イきたいって言ってるみたいだ…」
「違っ…そんなこと言ってないよ…♡」
「それはどうだろうな?まぁ…まずは僕がイかせてあげられるかどうかが、それが不安なのは確かだ」
くちゅ…
ゆっくりと指を動かし始めて、ニュートの様子を伺う。
「ぁ…んふ…♡っはぁ…♡」
この強さでも気持ちいいのだろう
眉を下げ、吐息を漏らす。
「く…」
そんな姿を見るテセウスもまた、興奮してゴクリと喉を鳴らす。
「うぁ…♡っ…ん…♡」
小さな声を漏らすニュートに、テセウスは一つ聞いてみる。
「ニュート、気持ちいいか…?」
「んん…♡恥ずかしいこと…言わせようとしないで…?♡」
ニュートは眉を顰めて、明らかに困っている表情を見せる。
それがまた可愛い。
「そんなつもりはない、僕はニュートの全部が知りたいだけさ」
「ん…やあぁっ…♡」
控えめな反応とは裏腹に、時々指をきつく締めつけてくる
そんな身体にますます欲情してしまう。
「はっ…♡ぅ…んっ♡」
苦しむ様子もなく、不快感もないようだ。
ニュートが自分以外の指に慣れてきたところで
テセウスはそろそろ次に進もうとする。
「ニュート…お前が気持ちいいと思うところ…教えくれるか?」
「ん…や、やだ…♡」
ニュートは案の定恥ずかしがり、その質問に対して拒否をする。
「僕はニュートがちゃんと、気持ちいいと思うやり方でやってあげたいんだ」
本当は、自分で見つけようと思えば見つけられる。
前立腺とは膨らんでいて、指先ですぐわかるらしい。
でもわざわざニュートの口から聞こうとしているのは、少しいじわるをしたくなってしまったからだ。
ニュートが嫌がる姿は心が痛むから
とても見るに耐えないはずなのに、今は可愛くて仕方がない。
僕は変わってしまったんだろうか。
テセウスは少し罪悪感を感じた。
「テセウス…」
「ん…どうした、ニュート?」
「僕の反応面白がってるでしょ…?」
「!」
突然のニュートの鋭い言葉に手が止まる。
「ニュート…?」
今のはいじわるの度が過ぎてしまったのかもしれない。
どう謝るべきか、まずは愛している気持ちは本当である事を伝えなくてはいけない。
頭の中で必死に正しい言葉を選ぼうとする。
そんな事をして、返答が遅れてしまう。
「っ…あぁ…ニュート…」
「…やっぱりね…」
ニュートは目を伏せた。
「あっ…」
また僕が原因で空気が重くなってしまう!
「す、すまない」
そう思ったテセウスは、一旦指を抜こうと手を引く。
その瞬間きゅっ、と手首を掴まれる感覚がした。