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中学二年の夏、家を飛び出した私は死んだ。

死因は交通事故だ。飲酒運転に跳ねられて死んだ。誰かが救急車を呼ぶ声、悲鳴、周りがざわついていた。私は意識が朦朧として、意識が飛んで、わたしは帰らぬ人となった。

死んだはずなのに目を覚ますと見覚えのある光景だった。私は幽霊になってこの世に戻ってきてしまったのだ、わたしは未練があるから戻ってきたのだとすぐに思った。「はぁ」とため息をついた。

私はどこに行ったらいいのか分からなかったから真っ先に自分の家に向かった。

親はどんな気持ちや顔をしているか気になってしまったから、いつも怒鳴りつけていた大嫌いな私が死んでせいせいしているだろうと思うが一応見に行ってみようと思い、家に向かって歩いた。

家の前について、わたしはドアをすり抜けることが出来た、リビングに親がいるのがわかっただけど、リビングに入る勇気が出なかった、私は心の隅で「もしかしたら、、」なんて甘い考えを考えてしまう、だから余計に入りずらい、いつもなら感情殺してなんとも思わないのに、どうしても感情がコントロール出来ない。

だけど、早く入らないと、と思い勇気を振り絞ってリビング入った。

そこには信じられない光景が現れた。

私は目を見開いて、「嘘だ…」と口元を抑え泣き崩れそうになった。

リビングには大きな仏壇があり、私の写真が飾られていた。

母は仏壇の前に座り顔を手で覆い泣いていた。父はその泣いている母を慰めている。

仏壇にはお線香も炊いていた、私の好きなお菓子とご飯を置いてくれている。

私は、後悔した、あの日家を飛び出したせいで母を泣かせてしまったこと、私は届かない声で「ごめんなさい、ごめんなさい」と泣きながなら謝った。

私は耐えられなくなり家を出て行った。

この後どうしようと思い泣きながら適当な道をブラブラ歩き回っていたら、中学の1番仲の良い友達と出くわしてしまった、、、

3人組の1人の女の子が話した。

「私、受けいれられないよ、、」

たぶん私の事故のことを話してるんだと思って聞いていた、3人とも私の仲の良い友達だったから、元気そうで私は少し嬉しかった、

「私、、また志乃ちゃんと話したかった、、」

泣きそうになりながら話しているのは佐々木百合香、小柄で性格はおっとりしてて大人しい女の子、私に、すごく気を使ってくれた大切な人

「うちも、、志乃が親と喧嘩してるのも知ってたし、、力になれたかもしれなかった、」

今、話しているのが宮野花、身長が高く、 バレー部の時期エースと呼ばれる位の運動神経を持っている女の子、少し気が強いけど、とても友達思いな私の大切な人

「今、そんな話しても、、意味ないよ」

しれっと話しているのがわたしの幼なじみ 及川夏笑、夏笑はツンツンしてて、中途半端が大嫌いな女の子、すごく正義感が強く近寄り難いって言われてるけどすごく友達思いで優しい女の子。

「夏笑ちゃん、、」

わたしは、いつもこの3人と過ごしてて、すごく大切な友達、だからこそ、これ以上ついて行っては行けない、

「ごめんね、みんな、、、、」

私はどこに行ったらいいのか分からなくなった。

私は途方に暮れていた、そのとき、ある人の声が聞こえた、わたしは、振り返った。

そこには、私と夏笑の幼なじみ清水隼人がいた。隼人は、私の幼なじみであり好きな人でもあった。

隼人は、同じ部活の友達と一緒に帰っているところだった。私は、またまたそこに出くわしてしまった。

「なぁ、隼人そろそろ元気出せよ。」

隼人は、元気がないみたいだった。私は心配だった、すると、隼人が口を開いた。

「俺は、、、どうしたらいいんだ?、、、」

隼人は、目の下にクマができていた、いつも元気いっぱいの隼人がこんな落ち込むなんて相当ショックなことがあったのか、わたしは気になったが盗み聞きするのが申し訳なくて、その場から私は離れていった。

私は公園に行き、ブランコに乗った、ブランコはいつぶりに乗っただろうか?とか、くだらないことを考えていた。すると大きな竜巻が突然目の前に現れた。その中には女性がいた、わたしは助けなきゃと思った瞬間、竜巻が消えた、私は女性が大丈夫なのか心配になって声掛けた。

「あの、!大丈夫ですか?」

すると、聞こえるはずのない私の声にその女性はニコッと笑顔で笑いかけた、私は驚いた私は思わず問いかけた。

「…私が見えるんですか?」

その女性はコクリと首を縦に振った。私はまたその女性に問いかける。

「あなたも私と同じで死んで幽霊になったんですか?」

恐る恐る問いかけた。女性は

「少し違います。私はあなたの誘導係です」

私は思わず目を見開き、自分の耳を疑った。思わず聞き返した。

「誘導、、係?」

女性は、ニコニコしている。そして答えた

「はい、誘導係です。あなたの未練を果たしあの世に送る役目でございます。」

「……え?」

私は、頭が真っ白になった、、、

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