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_______「文豪ストレイドッグス」は、本の中の世界だ。
様々な種類の本は、数々の世界線を持っている。
私、〇〇(あなた)はこの「文スト」の世界線が好きだ。
そして、きっかけは知らないが、いつの間にかこの「文スト」の世界の住人となっていた。
決して転生的なものではない。私の記憶は、ただ文ストの世界に行けたらなと軽く願い眠りについただけ。
だけど、目覚めると自分は赤ん坊の姿になっていて、母親らしき人物が横で眠っていた。
最初は夢だろうなって思った。
だが、3年を過ぎた頃、それが現実だと思い占める。
私は、現実世界で文ストへの記憶を持ったままこの世界へ来ている。
だから私にとってこれから何が起こるのかもすべて把握済みなのだ。
せめて、この世界で貢献できる人間になりたいと思った。
私はこの頃から、武装探偵社に入りたいと願っていた。
〇〇「(この記憶と異能で、人を救ってみせる)」
私が持つ異能力は、「人の脳内を読み込む異能」だ。武力系ではないが、この異能でできるところまでやる。
そして、この数年間、走りまくって体力をつけ、異能を使いこなして、早5年が経った。
私は8歳のごく普通の小学生となり、勉学に励んでいた。
ランニングも欠かさず、習慣になるまで。
ある時、私の運命を揺らがす瞬間が来た。
いつも通り、ランニングのコースを決め、朝走る。
今日は興味本位で擂鉢街の方へ行こうと計画した。
擂鉢街は、「中也の異能力(荒覇吐)」によって構成された真ん中にくぼみがある土地だ。
〇〇「きっと、苦しんでいる人がたくさんいる。」
〇〇「ヤンキーとかヤクザとかいたらすぐ帰ろう」
親からは擂鉢街は治安が悪い言われていたから、少しだけ入ろうと思った。
擂鉢街に到着して辺りを見回す。
いかにも貧民街と行った感じがする。
私は息を呑み、冷や汗を垂らす。
そして、橋の下の目を向けた瞬間、見覚えのある人物が背中を丸めていた。
〇〇「君は、、、」