ごめんなさいさっきの続きです
夜釉子「う…?」
気がつくと、透明な箱の中にいた
夏油「あ、おきた」
夜釉子「あ…?」
傑…さ…
夜釉子「え…?!」
傑さんと二人きり…?!
私の心臓が持たないわ…!!
夏油「あのさ、」
夜釉子「ひゃ、ひゃい…」
夏油「どいてくんない?」
夜釉子「あ…はい…」
だよねー…
夜釉子「え、…」
みっしつ…?
それは何より私の嫌いなものだ。
幼少期はなんにも出来なかったからこんな場所に入れられていたから。
夜釉子「あ…、!」
夜釉子「ぅぁっ……」
夜釉子「やだっ…!!」
夏油「は?」
夜釉子「助けっ、!(泣」
夜釉子「はひゅっ…!」
夜釉子「はっ…!?!」
夜釉子「ゴホッ…!」
夜釉子「かひゅっ…」
夜釉子「はぁっ…!」
夏油「えーっと、…」
夏油「大丈夫?」
夏油「物すっごく嫌いな奴の相手をなぜ私が…」
夜釉子「っ…!」
ごめんなさい
あんな態度取ってしまって
夜釉子「はっひっ…!」
夜釉子「はひゅっ…!」
夜釉子「ごめっ…!らざ…!」
出来ない子だよね、こんな場所から去ぬ事も出来やしないんだから
夜釉子「なんっ…!」
夜釉子「だめっ、!なごっ…!」
夏油「あーあー」
夜釉子「ごめっ…!ごめっ…!(泣」
夏油「大丈夫かよ…」
夜釉子「ぅ゙…ぁ…」
夏油「え、気絶した…?」
夏油「だ、大丈夫なの…?」
夏油「えぇ…?」
夏油「せっま…」
夏油「どう出れば良いんだよここからぁ…」
夏油「思い切って破ってみるか?」
夏油「うーん……無理そう…」
夏油「誰か来てくれないかなー?」
夏油「お~い…」
夏油「はぁ、無理だよね」
夏油「何かの術式か?」
夏油「んー…」
夏油「まぁ良いや、」
夏油「今もう眠たいし丁度寝たい場所があったんだ」
夏油「おやすみぃ…(スヤァ…」
これで終わりだと思うなよ。
私は髪を切った。失恋してしまったから。
夏油「は…?」
夏油「私に取り入るのか?」
夏油「気色悪い、どっか行ってくれ」
夜釉子「……」
夜釉子「……っぁ…(泣」
夜釉子「ダメだったなぁ…」
夜釉子「ごめんなさい…」
夜釉子「もうやだ…」
夜釉子「硝子ちゃぁー…」
硝子「……」
夜釉子「……ゔンっ!」
夜釉子「ダメだった!!」
硝子「……それは災難で」
夜釉子「ぅんっ!うんっ!!(ボロボロ」
夜釉子「だよねっだよねっ!!」
夜釉子「はーぁ…」
夜釉子「髪の毛切って、一人寂しく死ぬよ…」
硝子「……あぁ」
1週間後、彼女が死んだ
葬式には、私と夜蛾先生しかいなかった。
誰も来やしないんだ。
それはまるでユダに裏切られたような衝撃が走ったよ。
彼奴等、屑共、
夏油「え?死んだの?良かったぁ」
硝子「…は」
あの子は私の手を借りながらもお前に全て捧げようとしてたんだぞ。それなのに。
”死んで良かった”
ふざけるのも大概にしろよ。
あの子は一人で抱え込んで生きていた。でもその重荷も想いも、もうあの世に逝ってしまった。
白髪の方は
五条「……謝りたいな。」
今更。何を言ってるんだが
あの子はもういないのに。早く言えよそれを。
あぁ、私の愛しい子、なんて儚き子。
もう一度、戻ってくれるなら、戻ってきてほしいよ。
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完
沓染 夜釉子
前半は閉所恐怖症の夜釉子が夏油と一緒に閉じ込められて泣いて気絶した話。
後半は失恋して髪切って死んだよって話。
夏油 傑
前半は嫌いなやつとなんでいなきゃならないって言う。
後半はえ、?死んだの?やったー。
五条 悟
あの子に一度謝りたい。でも合わせる顔がない。
家入 硝子
もう一度戻ってきておくれ
夜蛾 正道
……たった、二人しか葬式に来ない。何故なのだ。彼奴等はどうした。
おハム
あーあ、折角チャンス上げたのにな〜!!
死んじゃったよ!