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☃️ BL
❤️ × 💙
🔞
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❤️side
『 ボーイズトークしよ。 』
彼からそう送られてきたので、いいよと返した。
…が、
ボーイズトークが何か、何も分からずにだ。
ガールズトークなら恋人との惚気だったりとか、好きな人の話だったりと大体想像は着くが、男子は特にそういうのは無いし。
というか、なんで突然そんな事を言い出すのかもよく分からない。
考えていて黙り込んでいたら、俺の飼っているセキセイインコの鳴き声が聞こえるだけの静かなリビング。
その静けさを打ち消したのは、インターフォンの音だった。
「舘さん〜、開けて〜。」
インターフォンを連打されながら、名前を連呼される。
その声は、先程メールを交わしていた渡辺翔太である。
「い、いらっしゃい翔太。…あの、ねえ、ボーイズトークってなんなの?」
「え?わかんねぇの?まあ、玄関先で話すもんじゃねぇし上がるぞ〜。」
手を引かれ、引かれるがままにリビングへ連れられる。
どっちの家か、傍から見たら絶対に逆と思われるだろうね。
「ボーイズトークしよ」
「だから、ボーイズトークってなんなの?」
よくあるやつだよと言い出し、何を言うかと思ったら…
「下ネタを話すこと。」
「……はぁ?」
何が言いたいのか、意図は掴めた。…けどだよ。
別にそんな話をするほどの年齢でもないし、そもそも俺は下ネタが得意ではない。
大した話も持ち合わせていないし、何を話すことがあるんだ。
「俺最近さぁ、抜けないんだよね」
「ち、ちょ、ちょっと待ってよ。」
「なに?」
「本当にそういう話するの?……なんか、その」
「慣れない?」
「いや、そうじゃなくて…」
モゴモゴとしている俺に、うずうずした様子の翔太。
なに?と急かされ、更に口ごもってしまう。
冷静に、下ネタを話して何になる?
好きな人の下事情だなんて聞きたくない。
「…いいや、いいよ。続けて。」
「ん、そう。」
「どんなAV見ても勃たなくてさ、触っても…うーんって感じなんだよね(笑」
「…そっか」
高校生の頃とかなら、よくあることだし聞き流してばかりだったけど、お互い30代にもなって久々にこんな話するのはどうにもキツイものがある。
翔太も翔太で、何を思って俺にこんな下事情を話そうと思ったのか、よく分からない。
ーー
💙side
最近の悩み。勃たないこと。
触っても気持ちよく感じなくて、何を見てもそういう気にならない。
でも欲だけは溜まっていく一方。
家に1人でいるとウズウズしてどうにもならなさそうなので、好きな人の家へと来た。
「どんなAV見ても勃たなくてさ、触っても…うーんって感じなんだよね(笑」
「…そっか」
やば、溜まりすぎてて頭おかしくなったかも。
好きな人にこんなド下ネタ話すのも、酷いやつだよな。…反省しよう。
これを機に話題を変えて、仕事の話にでも切り替えるか。
「舘さんはさいき…」
最近仕事の調子どう?と問いたかったが、ドンッという音と同時に止められた。
「…好きな人に勃たないなんて言われたら、興奮するでしょ、普通。」
「は…お前好きな人って…」
「いいよ続けなよ、ボーイズトーク。それしに来たんだから、ちゃんと聞かせて。」
「えちょ、待ってよ舘さん…」
そういう漫画でよく見る壁ドン。
ただただ顔の横に手を置いている訳じゃなく、俺の両手首を片手で頭の上に抑えられながらの壁ドン。
悪ふざけの顔でもなく、真剣な顔でそんなことを急にされるので、自分でもわかるほど赤面させてしまう。
「…ねぇ、俺が触っても勃たない?」
俺が抵抗できないことをいいことに、壁に置いていた手を服の上から俺の物に添えて、焦らすように上下に撫で始めた。
…正直、気持ちがいい。
「…はぁ、ぁ、だ、て」
手で口を覆って声を出さないようにしたいのに、舘さんはさせてくれない。
甘い吐息を漏らしてしまい、全てが舘さんによって支配されている。
「…翔太、可愛い。」
「ずっとこうしたかった。」
「ぁあ……ぇ、?」
身体中をジロジロと見られながら、俺の物を指先で撫でるように触られる。
時々目が合う舘さんの瞳は、真っ直ぐで、優しくて、でも痛いほど鋭い。
「ほら、翔太。硬くなってきた。」
「俺で興奮してくれた?」
「ちが……んっ」
唇を塞がれ、違うと否定したいのを阻まれる。
でも、否定しようとしたけど、ぶっちゃけ舘さんのおかげだし、舘さんで興奮してるのは事実。
…認める気は無い。
「……ぁ、ごめん」
突然パッと手を離し、消え入るような声で謝罪の言葉を呟いた。
「舘さん…..酔ってるよね」
さっきキスをされた時に分かった。
唇が触れ合う、あの数秒間の舘さんの口からはお酒の匂いがした。
きっと、俺が来るまで飲んでいたであろう。
「ごめん、ごめん、翔太。」
「こんな形で知られたくなかった。翔太が嫌がるようなことしちゃった。…本当にごめん。」
何度も何度も謝られ、逆にこっちが申し訳なくなる。
俺は嫌じゃなかったし、むしろ舘さんにリードされてるのが嬉しかった。
今、この瞬間だけは、俺より舘さんからの方から沢山愛を注がれて、好きって言うのが手、唇…全てから伝わってきた。
って旨を全て舘さんに教えた。
「…俺も、舘さんのキスで酒回ったかも」
今、俺はどんな顔をしているんだろう。
真っ赤で、上目遣いで?…33の年で、何をやっているんだか。
「翔太…俺、我慢できないよ?いいの?」
「まあ、特別に……」
強がった発言もして、舘さんをさらに煽らす。
そんなことを言ったら、後で後悔するのは分かってるけど、舘さんと愛し合えるのなら、俺はそれでいい。
「んぁ、あっ、だてさ…ぅ、あっ」
「ごめっ、止まれない…」
「あっ!まって、そこ、だめ…ぁ、ぁあ…!」
「翔太っ、いつの間にこんなに筋肉付いたの?…サウナでこの身体見た人もいるんだよね……無理かも」
「いやっ、あっ!ごめっなさ、りょ、たっ!」
「久しぶりに涼太って呼んだね、可愛い。…ぁ、まってっ、翔太、締めないで…っ、はぁ、ぅっ…」
「う、あっ、まって…ださないでっ…」
「ごめん、遅い」
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🔞下手になっちゃった🥹
ネタは結構思いついてるんだけど、🔞書くのが絶望的すぎて😿
オールマイティな小説家になりたいです。…遥か先の夢すぎる🤦🏻♀️
とりあえず、だてなべは以上です!
省編集2連続だてなべは申し訳ないですね💧
コメント
4件
めっちゃジャスティスですね