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110 - 涙した2回戦目

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2024年09月30日

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今回は大会の2回戦目の話です。

前回も言った通り負けました。

1対2で負けました。

1ゲーム目は相手がミスばかりして、勝てましたが、2ゲーム目からは、相手が返してくるようになり、焦りまくって、負けてしまったのだと思います。

声も誰よりも出して、誰よりも粘った気はあります。

でも、負けました。

隣にはリア友が応援してくれてました。

頑張れ。って。

負けられない戦いでした。

相手は2年生で、前に練習試合で戦ったことがある相手でした。

勝てたらすごい。

そう心に思っていても、負けたくないものはあって。

強気ではいた。

でも、心のどこかで、怖がっていた。

「負けたらどうしよう」

そう思っていて、友達が頑張れって応援してる分、焦っていた。

先生も気合を入れてくれてた。

負けられない。

勝たないと。

っていうプレッシャーの方が大きかったと思います。

必死で、必死で、必死だった。

あの日、今までで一番、怖がってたし、強かったし、怯えていた。

命をかけている戦いみたいだった。

負けた後、私はその場に崩れました。

負けても泣かない。そう思っていた。

けれど、泣きました。

いつの間にか、目から涙が出ていて、いつの間にか鼻水を啜っていました。

「ありがとうございました」

そう大きな声で礼をして、コート外で泣きました。

みんなは慰めてくれた。

「頑張ってたよ」

先輩にもそう言われ、余計に泣きました。

引退試合でもない。デビュー戦で。

初めての負けを経験して、初めてプレッシャーを感じ、初めて全てを出し切って負けた。

正規のルールで負けた。

多くの人が見てる中負けた。

練習試合とは比になんなかった。

あの日、感じた悔しさも。あの日感じた怖さも。

全部覚えていた。

新人戦で感じた温もりも。焦りも。全部全部。

次は勝つ。

そう誓いました。

悔しかった。

言葉に伝えきれないほどに、悔しかった。

次戦うのはおそらく中体連。

一年後。

その時あの人は三年生で、私は2年生です。

引退がかかってる試合で、私は勝つ。

あんなに勝つ。と言ってたのに、負けてしまって情けないです。

でも、一回戦勝ち上がれたのだけはいい。と思っています。

今日はなんもできなかった。

ラケットを振ることも、何も。

馬鹿みたいに、アホだな。って思いました。

でも、今日は体も、心も休めて、明日はマジで頑張っていきたいと思います。

来年、中体連という大会に向けて。

その前には経験別大会というのもあります。

私は負けず嫌いです。

全て勝ち上がってみます。

これから部活は本格的に厳しくなっていきます。

怒られることだって多くなってくるはずです。

でも、負けたくないから。

先輩たちは、中体連すごい戦いを見せてくれました。

新人戦も、輝いて見えました。

あんな先輩になりたいです。

優しくて、強くて、憧れの先輩に。

それも含めて、来年の中体連。必ず地区大会優勝して見せます。

涙したあの日のこと、私は一生忘れる気がしません。

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