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ーミクちゃん?

遥ちゃん達といつも通りセカイで練習しに来た

だけど、そこにミクちゃんの姿は無かったー


「あらー?ミクちゃんいますかー?」

「ミクー!練習しにきたわよ!」

「ミク、もしいるのなら出てきて?」

『ミークちゃーん!!』

わたしを含むMORE MORE JUMP !全員が声をあげる

「…いないわね…」

「どこにいったのかしら?」

『…あ!手分けして探さない?!もしかしたら他の皆もいるかも!』

「そうだね、だったら手分けして探そうか」

「じゃあ私は観客席側に行くわね」

「私はステージの方に行くわねー」

「私はもっと奥の方を探しに行くよ」

『分かった!わたしは左の方に行くね!』

皆で手分けして探すことになった

わたしは左の方ーステージの裏側に繋がる道に行ったー

それより、ミクちゃん達はどこにいるんだろう?


『…あれっ?ここの道ってあったっけ?』

わたしの目の前にある道は見覚えのない道だった

『…もしかしたらここにいるかも!』

見覚えのない道に足を向かわせたー


瞬間だったー


『…?!』

突然道が光った

『あわわわわゎゎゎー!』

道が吹き抜けるようにわたしは足の重力が持っていかれた








『…!』

目を開けると見知らぬ森にいた

『ここ…どこだろう…?』

『も、もしかして…新しいセカイ?』

『…てっそんな訳…無いよね…』

わたしはボゾボソと独り言を言いながら険しい道を潜り抜けた

『うーん…この森、どこだろう…』

『ぁっ!あわわわわ?!?!』

わたしは足を滑らせた

『げふっ?!』

何とか木がクッションになってくれたので擦り傷程度で耐えた

『うぅ…っここ、どこなの…?』

「ぐぅ…ぐぅ…へへっ…女…女だぁ…」

『?!』

わたしの目の前には不気味な生物がいた

『ひっ…っ』

「女は栄養源が高いってなあ…」

『こっこないで…っ』

わたしは怯える事しかできなかった

『…っ!』

「あっ待てクソ女!」

隙を見てわたしは森とは反対方向に走り出した

『はぁっはぁっ…!』

無我夢中に走り出した

愛莉ちゃんのレッスンのお陰でなんとかあの生物と距離を取れた

『ふぅっ…ふぅっ…!』

『な、なんなの…っあれ…っ』

「おいまてぇぇ!!」

『ひっ…!』

まだあの生物は追いかけてくる

またわたしは無我夢中に走り出した

ドスッ

『あだぁっ?!』

石の破片のせいで地面に転んだ

『い、いや…っ来ないで…っ』

こんな所で死にたくないよー

遥ちゃん、愛莉ちゃん、雫ちゃんー

お母さん、お父さんー

助けてー

「蛇の呼吸 肆ノ型 頸蛇双生」

目の前が一瞬しましま模様になった

『…えっ?』

ふと前を見ると生物の頸らしき物が斬れていた

「…怪我はないか」

『…あっ!はいっ』

「質問があるんだが…君の年齢は何歳かね?」

『えっ…?16…歳です…?』

「…あの鬼から逃げてきたのか?」

『あっえっ?』

『…は、はい!』

「そうか…」

『あ、あの…っあれって…』

「鬼だ、人の血肉を欲する外道の生き物だ」

『げっ外道…』

「そんな事より…何故こんな森にいるのかね?」

『あっ…わたしにもよく分からなくて…』

『そ、それより…今の年号って何ですか…?』

「今…?大正だが?」

『た、たいしょう…』

「さっきからどうしたのかね」

「それより、何であの鬼からここまで逃げてこれたのか聞きたいのだが」

『は、話せば長くなるんですけど…』

『わ、わたし…!ダン…踊りのレッ…練習をしていて!』

「踊り…?」

『それで身につけた体力なんです!』

「そうなのか…」

男性の顔は複雑そうな顔だった

「…かすり傷をしているな、俺に着いてこい」

『あっはい!』

わたしは男性の後ろを着いて行った

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