…
リビングのソファーに腰をかけ考え事をする炭治郎。
「善逸が最近出たがってる…1度くらい出してやってもいいか…?でも急に善逸が出てきたら伊之助も禰豆子もびっくりする…。」
ブツブツと考え込んでいる間に炭治郎の鼻が感覚を起こした。
(善逸が泣いてる…)
炭治郎はバッと立ち上がり地下室へ降りた。
戸を開けると、善逸が泣いていた。
「たんじ、ろ…」
「善逸!どうしたんだ!」
「おれ…おれ…。」
炭治郎が困惑して戸惑っていると善逸が叫んだ。
「ここ出たいよっ!!!!」
その発言に驚いた炭治郎は暫く固まった。
善逸は泣き崩れ、顔がぐちゃぐちゃになる。
「善逸。」
炭治郎が善逸の頭を撫でながら微笑む。
ついに出してくれると思ったのもつかの間。
「何言ってるんだ。ダメだよ。」
真顔になって言った。
冷たい声で。
「え…?」
「善逸は俺の事好きか?」
「うん…好き…好きだよ…!!」
「…」
炭治郎は黙り込んだ。
すると炭治郎の拳が善逸の体を殴っていた。
「いたっ…たんじ、いっ…」
「なんで…!!どうして…っ!」
「炭治郎いたいっ。!」
炭治郎は我に返り、殴るのを辞めた。
「ごめん、善逸!無意識で…!!」
「炭治郎…」
          怖い…
「え…??」
歪んだ愛情が暴力、性的行為に繋がっていった。
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