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今日は、とうとう5歳の誕生日だ。
その為、前々から準備されてい淡いた紫と薄いピンクのドレスをきた。短めなので足元に邪魔にならないようになっている。
(可愛い♡)
「アヤメ、すっっごく可愛いわ」
「えぇ、姫様とてもお似合いです!」
「ありあとう」
母様とラナは私の可愛いさに興奮しまくっている。
母様は、青と白が主な色で所々金色のフリルなや宝石が付いている
(めちゃくちゃ可愛い)
「かあさま、かわいい!!」
「ありがとう…父様に見せに行こうか」
「あい」
(母様の笑顔最高)
父様は、大広間へと行く扉の前に立っていた。
(父様カッコよ)
黒と紫が混じったスーツ姿だ。まぁ、いつもスーツていうかかしこまった姿だけどね。角にもアクセサリーが付いてある。多分、イヤリングみたいなのと一緒だと思う。
「とうさま、にあう?」
「可愛いぞ」
父様は、そう言い私を抱き上げた。
「貴方も、お似合いですよ」
「あ…あぁ、サイネリアもその…あの…似合っている」
父様照れている
「ありがとうございます。…それ付けてくれたのですね」
「…そなたもな」
(ん?なんのこと…………!)
よく見たら、父様は白い宝石のネックレスを母様は紫の宝石のネックレスを付けている。なるほど。お互いの色を付け合っているんだ。初々しいな
(ヒューヒュー)
あ…やばい思わず、からかいたくなる
「ゴホン…それでは行こうか」
「あい」
「行きましょう」
さぁ、パーティーの始まりだ
ガチャ
大きな扉を開ける
「魔王様、魔妃様、魔姫様のご登場です」
「あれが魔姫様」
「可愛らしいわ」
「なるほど」
会場全員の視線が刺さる。この気持ちはまるで、大学で受賞した研究内容を全校生徒の前で発表したときみたいだ。あれはやばかった
「皆のものよく来た。娘の誕生日パーティー兼お披露目会を楽しんでくれ」
パチパチパチパチパチパチ
そう、このパーティーは私のお披露目も兼ねている。今までは、家族と侍女たちとしか行わなかったらしい。
(そこら辺は、はっきりと覚えてないけど…)
「お初にお目にかかります。魔姫様、私は貴族の……… 」
「お初にお目にかかります。魔姫様、私は……」
うむ、確かに魔族の国だ。角がないので分からないが人のような姿や魔物のような姿、魔族の姿が多く見受けられる。紹介文を聞けば、人間貴族と同じ感じだ。魔王も戦い以外にも政務とかで忙しいんだな。それにしても、この長い紹介…貴族系漫画でもよく見かけたな。長い。長過ぎる眠くなるよ…
「………魔妃様もお元気そうで」
なんか胡散臭い笑顔を浮かべたおじさんがいた
「えぇ…そなたもね」
なんかこの二人の間に火花が見えたような気がする…
「よければ今度、私の息子を紹介したく…」
「結構だ。下がれ」
「……はい」
父様今、殺気出していた。それほど、この人は気を付けなければいけない人物なのか
(ん?)
目の前に電話のマークがあり下にYes/NOって書いてある。なにこれ…なになに…か・み・さ・ま・…神様!!とりあえず
(Yes)
プルルルル…プルルルル…プルルルル……
『お久しぶりじゃのう!!お嬢ちゃん』
脳内に響き渡る
『神様!!』
『そうじゃよ。お嬢ちゃんのお披露目会なのでお祝いとして参加したぞ…おめでとう!!』
『ありがとうございます』
『楽しんでいるようで何よりじゃあ。せっかくだからプレゼントをあげよう』
『プレゼントですか!!ありがとうございます。…ってそれよりも、楽しんではいるんですけど転生先間違っています。私がなりたかったのは魔王ではありません』
『そうじゃのか…お嬢ちゃんが言った「強いチートを付けて優雅な暮らしができるお姫様」にドンピシャじゃったから』
(…確かに理想とはドンピシャだけど)
『違うのか…それはすまんのう。一度転生したものは変更できん、じゃからそこでの生活を続けてくれ。おまけもつけるから 』
『変えられないなら、仕方がありませんね』
『あとそれに、お嬢ちゃんが進めたアニメや漫画面白かった。もうオタクになってしまった。推しもできたよ。この世界と違う美的価値がある』
『でしょう!最高ですよね』
『葬送の大魔法のシーンなんて最高じゃよう』
『神様わかってますね』
『うむ…いかんいかん、つい夢中になってしまった。そなたにプレゼントとして鑑定をつけよう』
『鑑定ですか』
『うむ、その年になると知りたいことが多いじゃろう』
『ちょうど知りたいことだらけだったんですよ。ありがとうございます!おまけはなんですか』
『何がいいかのう』
『魔力量を上げるとか完全回復、戦術を上げるとか、アイテムボックスとか、あとは…』
『欲があるのう…残念ながら魔力量は上げれない。父親の大量の魔力量を受け継いでいるから。限界でこれ以上上げることができん。完全回復じゃあが、お嬢ちゃんは闇魔法の使い手じゃあ。闇魔法は完全回復をもできる。アイテムボックスも戦術も転生の際、限界まで上げたから最強じゃあ』
『マジすか』
魔力量を限界まで持っているとは恐ろしい子。闇魔法って回復もできるんだ。それなら、ケガの心配もない。アイテムボックスもあり戦術も高いならどうしたものか
ん〜!
『私に絶対的味方の式神を付けてください』
『…そんなんでいいのか』
『はい』
この世の中何があるのか分からない。強くなるためには仲間が必要だ。
『お嬢ちゃんは、これから色んな仲間と出会うがゴニョゴニョ…まぁいいじゃろう、ではそなたに授けよう。大事に使うのじゃよ。』
『はい』
『あ!あと数年後、勇者が出てくるから気をつけるのじゃよう 』
『え…えーーー』
そんな大事なこと最後に言う!!
そんなこんなで、不安に押し込まれながらのパーティーは三日三晩行われていた。