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ぬぅ~~
BL〜大好物だよ〜
「へぇー。リグナーて優しいんだね。」
「は?!別にお前の為じゃ……」
初めて言われ俺はあまりにも動揺してしまい、何も言わずに遼に帰ってしまった。
「明日からがキツいな。」
その朝は5時に起きてしまった。というか起きた。まったく寝られなかったのだ。それにアイツの顔を真っ先に見たくない。
「あ…。おはよ。早いね!」
そこにはアイツ、ラーネスがいた。本を読んでいたようだが…。
「…お前こそ早いな。まだ6時にもなってないぞ。」
自分で言うのもなんだが。こんなに早いなんて。
「いや~。課題忘れて…。」
「そうか」
とても気まずい。昨日の不自然な行動からの今日だと話す事もない。そこから何人かが来た。
「ラーネス様!今日も麗しい(うるわしい)ですわ!」
「お隣に座っても!?」
「あなた!抜け駆けは無しと言ったでしょう!?」
…ラーネスは女子達に王子様と言われている。しかもファンクラブまであるらしい。確かに全体的に細く、色白だ。それに加え、
「そんなに声を出さないで、もっとかわいい顔を見せて。」
と、言う言葉だ。俺からすると“そんなに声を出さないで、”なんて“うるさい”に聞こえるし、最後の言葉なんてお世辞にしか聞こえ無い。
「リグナー!やっと抜け出せた~。」
「…そんなに大変なら何もしなかったらいいだろ。」
「…やらないといけないし、女の子達かわいいし?」
何でやらないといけないんだ?ラーネスがやめたかったらやらなくていいだろ。まあそれはラーネスの勝手だが。
「お前も大変なんだな。」
「え?失礼じゃない?」