テラーノベル
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視点:屏風ヶ浦
一ノ瀬さんは、よく”大丈夫”だと言う。
でも私には、自分に言い聞かせているようにしか聞こえない。
だって、私がいつもしているような仕草や、何かを隠してるような表情をするから。
一ノ瀬さんが無茶をしたあと、私は思わず声をかけていた。
「……大丈夫ですか?」
「うん。大丈夫!」
嘘だ。
そう思ったのは、言葉のせいじゃない。
答えた瞬間、一ノ瀬さんは視線を逸らして、
指先をきゅっと握った。
それは、私が平気なふりをするとき、
いつも無意識にしてしまう仕草だった。
「……本当に、大丈夫ですか」
そう聞く私の声は、ひどく小さかった。
届かなくても、仕方がないと思ってしまうほどに。
コメント
7件

四季くん…😭無理しちゃだめだよ〜!! 屏風ヶ浦ちゃんが四季くんのことを心配してる〜!自分も癖があるから四季くんの違和感も気づいたのかなぁ? 今回もめっちゃ面白かった✨