※こちらはリクエスト作品です。
「涼太が少し重めの病気になってみんなに甘々にされる物語」です!ご期待に添えられてるかは分かりませんが…
※現在のお話との繋がりはありません。
リクエストありがとうございます!
まだリクエストお待ちしてますのでぜひコメントしてくれると嬉しいです(*^^*)(捻り出す必要はないですよ)
mki side
「おはよぉめめ、ラウ!」
「おはよ、珍しく遅かったじゃん。」
「昨日少しお勉強しとったんよー」
「え?なんの?」
「心理学をちょっとな。歳とると忘れるからなぁー」
「まぁ康二くん1番年上だもんね!」
「おじさん…w」
「おぉい!誰がおじさんや!」
朝から元気な2人と話しているとリビングのドアが開いた。
「…ぉはよ…」
「おはよー涼太くん!」
「…ラウにぃ、さん…」
「ん?どうしたの?」
「…」
「涼太くん?」
「…ぅ…」
「え!?涼太くん!?」
涼太くんは挨拶をしたかと思ったらそのままラウールの方に倒れ込んでしまった。
「涼太くん!?ってあつっ!?」
「え?熱あるん?」
「体熱いもん!」
「俺体温計持ってくるわ。」
そう言ってめめは体温計を持ってきてそのまま涼太くんの熱を測った。
「涼太くん、分かる?」
「……ぅ?……」
「涼太くん、こっち見て。…誰か分かる?」
「……」
「駄目だ、朦朧としてる。」
「あ、熱測れた。」
「何度?」
「…39.5」
「高…」
「とりあえず寝かせようか。」
ラウールが涼太くんを抱えて彼の部屋に行ったとき、ピンポーンとインターホンが鳴った。
「はーい?」
「おはようございます!佐久間です!涼太いますかー?」
声の主は佐久間くんだった。画面を見ると佐久間くん以外のみんなもいるようだった。
「ごめんなぁ、涼太くん熱出して倒れちゃったんよー」
「…マジすか!?みんなー?涼太熱出したってー」
「え?大丈夫なんすか?」
「今ベッド連れて行ったからまだ分からんな…」
「あのー…お見舞いだけしてもいいですか?」
「え?ええの?もしかしたら起きんかもやけど…」
「大丈夫です!顔がみたいだけなんで!」
「じゃあ開けるから待っててー」
「はーい!」
みんなを家に入れると、早く涼太くんに会いたいのかそわそわしている。ほんまええ友達持ったなぁ…
「じゃあ着いてきてな。」
「「「「はーい!」」」」
部屋の前についてコンコンとドアをたたく。
「めめーラウー、佐久間くんたちが来たんやけど入ってええ?」
「え?…涼太くん、みんなきたって。」
「ドア開けても…ってちょっと!」
ラウールの慌てた声がしたかとおもったら、バン!とドアが開いた。
「…あ、みんなだぁ…」
ドアに寄りかかりながら涼太くんはふにゃりと笑った。しかしその顔は真っ赤だし寄りかかってるとはいえ、ふらふらとしている。
「涼太くん起きてたん?」
「ついさっき起きてさ。なーんか子供っぽいというか…」
「熱が高いからかもねーってめめと話してたところ!」
「そっかそっか。…なぁ涼太くん、そこいてもきついやろ?ベッドで横になろ?」
「んー…やぁだ…」
「なんでぇ?」
「しょぉたと、さくまと、あべと、ふっかと、ひかりゅと遊ぶのぉ!」
「んー、でも涼太くんきついでしょ?ふらふらしてるもん。」
「ぅー…きつくないもん…」
いつもは見ない子供らしさに戸惑っていると5人が俺の前にでた。
「みんな?」
「舘さんかあいいねぇ!」
「かあいくないよ…?」
「涼太ぽわぽわしてるね。むにむにー」
「むむむ…」
「可愛いね、でも舘さん、今は休まないとだよ。」
「やぁー…」
「大丈夫だよ舘さん。俺らとは治ってからでもあそべるからね。」
「…ほんとぉ?」
「何で疑うの?」
「…だって、いままでそうじゃなかったもん。」
「何?俺らそんなクズ野郎に見える?」
「見えないけどぉ…」
「じゃあ信じろ。治ったらいくらでも遊んでやるから。」
「…やくそくね?」
「おう。約束。」
「…みんなもね?」
「「「「もちろん!」」」」
「じゃあ涼太くん。寝ようか。」
「うん。ねんね、する…」
めめとラウールに手を引かれて涼太くんはベッドに横になった。
「蓮兄さんも、ラウール兄さんも、一緒…」
「うん。そばにいるよ。」
「…ちがぅ…」
「え?」
「となり、寝るの。」
「「え!?」」
「…だめぇ…?」
「…だめじゃない、よ…?」
こうしてめめとラウールは涼太くんを挟むようにして横になった。…涼太くんが小さいから良かったけど暑苦しいなこの光景。…でも俺も入れてほしかったなぁ。
「…康二兄さん…」
「ん?どした?」
「…おきたらぎゅってしてね…?」
「…!する!約束な!」
「ん…やく、そくね…」
ふにゃと涼太は笑ってそのまま眠りについた。
「ようやく寝てくれた…」
「でも珍しい姿をみれたね。」
「確かになぁ…」
「普段もあれくらい頼ってくれればいいのに。」
「ほんとそれ!涼太ってばすぐに抱え込むからー」
「ってか今日のこと覚えてんのかね。」
「こういう時って覚えてないのがセトリーだよね。」
「…向井さん、ハグできるといいけど。」
「まぁ…なるようになるよ、きっと…」
その後起きた涼太くんにハグはして貰えたけど、みんなの言う通り、翌日には殆ど今日の出来事を覚えてなかった涼太くんでした…
コメント
5件
リクエスト失礼します🙇🏻♀️良かったら涼太くんがいじめにあって、情緒不安定になってみんなが過保護になるお話が見てみたいです!🙏🏻💞
すごく最高です! リクエストでその後1週間ごとの物語で涼太がみんなに心配されたり甘々にされすぎて困る物語を作って欲しいです!