テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
1,884
97
42
5,284
コメント
1件
第1話、読ませていただきました! 消化器事件のエピソードがめちゃくちゃ可愛くて、思わず笑っちゃいました😂 清水先輩の登場シーン、すごく綺麗でドキッとしました。そして縁下くんの「一緒にバレーしたかった」、あの一言がじんわりきますね…。 最後の「飽きた‼️」がツンデレっぽくて、これからどうなるのかすごく気になります!続き、待ってますね🙌
あ、今日で私はこの人達と一緒にいることができないんだ。
今日で、こんな汗臭い部室を掃除しなくてすむんだ。
今日で、この人達と一緒にバレーボールができなくなるんだ。
正直、入る予定なんてなかった。
「 あのさ、斉藤さん 」
「 縁下くん?どうしたの 」
それは、1年の秋。同じクラスの男の子に
「 バレー部のマネージャーやらない? 」
「 え? 」
誘われたのが始まりだった。
斉藤 美子 ( さいとう みこ )
シューズが床と触れる音。空を切る音。
ボールの音。
中学の頃は、バレーボール部に所属していて地区大会でも一勝できないほどの弱小校で、高校では周りとのレベルと違いバレーボールをするのは辞めた。
「 あれ、 もしかして 」
後ろから凛とした声で話しかけられ、体がびくりと反応する。
「 は、初めまして。 縁下くんに誘われて見学に来ました。斎藤美子です 」
緊張し、俯きながら自己紹介をする。
きっと年上の先輩は優しく声をかけてくれる。
「 私は2年の清水潔子、中に入って危なくないところで見学しよ 」
そっと差し伸べられた手を辿るように上を見る。
そこには、今まで見たこともない、美しいでは表現出来ないほど綺麗な女性がいた。
「 お!! 斎藤さんじゃないっすか 」
「 あっ、えっと、田中くん、? 」
「 部活入るんすか! 」
「 えぇっと、まだ決まってなくて 」
「 ノヤっさん!!斎藤さんっすよ 」
「 あぁ!! あの斎藤さん! 」
「 あっ、あはは…_ 」
私は別に顔が可愛いとか頭がいいとかではなくて。こんなにみんなが知っているのは理由があって、、。
「 斎藤さん、消化器事件大丈夫だったんすか? 」
入学式の日にありえないほど緊張をして、廊下にあった消化器にぶつかった。それですんだら良かったのに、運悪く栓が外れてみんなに放射。
もうみんな忘れてると思ったのに!
「 入ってくれてありがとう 」
「 い、いえ 」
「 縁下くんは、なんで私なんかを誘ったの? 」
「 斎藤さん、部活入ってなかったし中学の頃バレー部って聞いて。 」
「 下手っぴだよ 笑 」
「 下手っぴでもいいよ、俺が一緒にバレーしたかった 」
飽きた‼️‼️‼️