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文化祭の最後の鐘が鳴り響き、静かな夜の校舎が少しずつその賑やかな熱気を忘れ始めていた。萌香、いさな、そしてみりんは、カフェの後片付けをしていた。
「やっと終わったね…疲れたー」
萌香が肩をすくめながら言うと、みりんも同じように息をついた。
「でも、思った以上に楽しかった! 萌香、猫耳姿、もう最高だったしさ」
みりんはまだそのかわいさに興奮している様子だ。
いさなは少し離れた場所で掃除をしていたが、しばらくしてから、笑顔を浮かべながら二人に声をかけた。
「ほんと、萌香。あんた、どんなコスプレも似合いすぎでしょ」
萌香は照れくさそうに笑う。「そんなことないよ、でも、ありがとう。」
文化祭の締めくくりとして、みんなで最後に校庭に出て、星空を見上げながら一息つくことになった。文化祭の喧騒が遠くに聞こえ、夜風が心地よく頬を撫でる。みんな、すっかりリラックスしていた。
「文化祭、ほんとに楽しかったね。」
萌香が少し感慨深げに言うと、いさながうなずいた。
「うん、これで終わりかと思うとちょっと寂しいな。でも、また来年も一緒にやろうね。」
みりんも笑顔で言った。
「絶対だよ! 来年はもっと面白いことやろう! それまで、また一緒に色んなイベントとか行こうね。」
三人はそのまましばらく夜空を眺めていた。文化祭という一つの大きなイベントが終わった後、少しだけ心が落ち着き、明日への期待が少しずつ膨らんでいった。
「来年、またここに立って、この景色を見ようね。」
いさなが静かに言った。その言葉に、萌香とみりんはうなずく。
「うん、来年も絶対楽しいよね。」
萌香が笑顔で言い、みりんも続ける。
「それに、今年以上にみんなで盛り上がるんだ!楽しみだな!」
その言葉が夜空に消えていくとき、文化祭の終わりとともに新たな始まりを感じた。