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テラーノベル(Teller Novel)
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私は真実を知るべく、空河さんの家に向かった。

今日はわざとチャイムを鳴らさずに

ドアの前で突っ立ってみた。

すると、案の定ドアは開く。

「なんでチャイム押さないんだ?」

「どうせ開くと思って」

「あれ、元気だね」

「うん」

「で?家族は殺人をしてたか?」

「ううん、言い伝えはもう一つあった」

「そう。どんなの?」

「血縁者は見えるんだって」

「ふ〜ん….残念」

残念?

何が?

やっぱりこの人は不思議でとても怖い。

「そういえば今日は何の用?」

「陸久ってなんで私の事見えるの?」

「人殺しをしたからだよ?」

「いつ?」

「あー…お前らさ図書館で過去の事故・事件調べた時に新聞見た?」

「見たけど…」

「そこに、SNSの花火の事件無かった?」

「ありましたけど…」

「それ」

「え?」

「それが陸久の初の人殺し」

「嘘…」

「嘘じゃないよ」

「あと、ずっと気になってるみたいだから教えてあげるけど」

「俺はお前のこと見えてるよ?」

「はっきりと」

「なんで最初に言わなかったの…?」

「んー、簡単に言うと他人と幽霊の見分けがつかなくなっちまったんだよな」

ハハッと笑いながら軽く言ってるが、

普通に考えるとそれくらいの殺人をしたということだ。

今宵も花火と共に

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