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課長に連れられミーティングルームに入ると橘常務と総務部長が座っていた。


どうして?

たしかに私の直属の上司だけど常務まで出てくる必要はある?

課長と三人で話をするのだと思っていたのが、思いもよらないメンバーが揃ったことで急速に恐怖が襲ってくる。


そんなに悪いことした?

社内恋愛禁止ではないはずなのにここまで大きな話になるなんて、さすがに不安な表情がわかったのか賢一は小さく頷いた。

その表情は「大丈夫だよ」と言っている様ですこしだけ安心した。


テーブルを挟んだ向いに橘常務、総務部長が座っている。


悪い事なんてしてないのに、むしろ私は色々と被害者でもあるのに・・・

思わず大きくため息をつきそうになって息を吸ったところで一旦止めてゆっくりバレないように息を細くはきだした。


「豊田君、そんなに緊張しなくていいよ」

私の姿があまりにもかわいそうに見えたのか常務が微笑みながら声を掛けてくれた。


「北山君から簡単な事情は聞いているし、社内恋愛を禁止しているわけではないから」

総務部長も表情が柔らかい。

「ただ、北山君は大島君と豊田さんに対しての名誉毀損にあたるのではないかという訴えに対して少し話を聞こうと思っているだけだから」


「そうですか、それでは豊田さんは帰って頂いてもいいですか?」


このメンバーに対してしれっとした表情で賢一が言いい、さらに

「総務課のある方に対して仕事の非効率性と気に入らない人間に対しての嫌がらせともとれるような行動に対して疑問を感じておりましたので、総務部長、総務課長に一度伺いたいと思ってました。豊田さんに関してはわたしの方ですべてお答えできますので帰して頂きたいと思います。」


「私は大丈夫です」と答えた私に「いや、俺にまかせて」と耳元で呟いた。


いや、これってイチャイチャしてる感じに見えない?

大丈夫?

私が自意識過剰??

パニックに陥りそうになったところで総務部長が「豊田さんは帰っていいですよ、大島君と話をしよう」

あっさりと賢一の提案が受け入れられたことに驚きつつも退室せざるえない状況になり、デスクに戻った。

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