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文才かな?
※鬼滅の刃の二次創作です。
episode 1
淳「ねぇ~さーん!」
「見てみて!! でっかい魚がたっくさん釣れたんだ!!」
✂ーーー
僕の名は三ケ峰 淳。
13歳。(現時点)
僕の家は漁をやっていた。
家が沿岸の近くにあり、
“春になると、この海に魚が産卵をするために寄ってくるもんだから、アジ、イワシ、諸々が沢山取れるのだ。”と、今は亡き叔父が言っていた。
叔父が死に、それっきり 姉**(三ケ峰 須美)**と2人きりで暮らす僕は、食いきれなかったそれらを市場で売っぱらって生活費を賄っていた。
しかし、どうしたことかもう春になったはずなのに魚が全然取れないもんだから、これは数日ぶりの食料となる。
✂ーーー
それらの魚は全長80cmをゆうに超える。
間違いなく大物だ。小柄な淳にとっては、カゴに入れて担ぐのもやっとだった。
淳「こんなにでっかい魚なんだもん!! きっと姉さんも喜んでくれるはず …! 」
淳は歩いて家まで帰った。
……
家に近づくにつれ、不穏な空気がまとう。
淳「(空気が重い …どうしてだ?, この重すぎる魚のせいか…??)」
その疑問はすぐに晴れた。
家に着き、戸を開ける。
淳「ねぇ~さーん!」
「見てみて!! でっかい魚がたっくさん釣れたんだ!!」
部屋の中央へ視線を向けると、 そこには首をはねられ、皮膚は傷つき、血まみれで床に横たわる姉さんと、 何か不吉なオーラを放つ男 が立っていた。
淳「……え、… 姉さん?」
息が荒くなる。上手く呼吸が出来ない……
カゴが落ち、せっかく釣れた魚が地面に散乱する。
淳「…姉さん __姉さん“!!」
幸いにも姉さんはまだ生きていたが、僕を見た後大粒の涙を流し、黒い塵となり跡形もなく消えてしまった。
その瞬間、僕の中で何かが切れた気がした。
“あの男が姉さんを殺した”
僕は迷う訳もなく落ちた魚を手に取り、男に投げつけた。
…がしかし、その男は刀で瞬時に魚を刻み落とした。
?「何をしようと無駄だ。」
淳「無駄 …?なにが無駄だ、お前は僕の姉さんを殺した…! 貧しいながら 一生懸命育ててくれた姉さんを……!!」
涙と冷や汗でびしょびしょになりながらも必死に抗議する。
?「お前は何か勘違いをしている。お前の姉は人間ではない。」
淳「は …?」
?「恐らく何者かによって鬼にされたのだろう。」
?「俺が来なければ… お前は食われていたかもしれない。」
淳「(鬼…?なんだそれは。
そんなもの実在するわけが……)」
?「それにお前…(淳の頬を鷲掴みする)」
淳「……!!」
?「翠色と銀色のその髪…… 」
?「まさか、あの ……!」
その瞬間、僕はその男の背中に乗せられ、今までに感じたこのとない速度で連れ去られた。
episode 1 ~ complete ~
<登場人物> (episode1)
三ケ峰 淳 ⇐ 主人公
三ケ峰 須美 ⇐ (淳の姉) 鬼化、討伐される
・2人の父は失踪し、母は淳を産むときに体力が尽きて死亡する。
・叔父は2人を心配し育ててくれたが、淳が8歳のときに病死する。
・淳は父の遺伝により、翠色と銀色の混じった長い髪、鮮やかな青い瞳を持つ。
↑淳 イメージ(AIに描いてもらいました(編集済))
いつもこの髪をポニテにしてる状態です
※無一郎ではないです!!似てるけれども!
👋🏻゛