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「 が、がおー 」
……きまずぅぅぅ…!!!!!
ざけんな気まずすぎやろ!!そんな見んといて!?こっちだって必死やねん!!
「 んー、ちゃう。 」
「 …なにが、ちゃうんやろうか… 」
学校で、なんやイケメンモテモテ集団の居る時になにさせられてんねん私ぃぃぃ…
「 ちゃう所行かない?ここやと迷惑かかっちゃうかもやし…」
勇気を出した結果
「 せやね。でもここが最適なんよな… 」
「 あぁ、オレらなら気にせんといてー!全然!」
良くねぇよぉぉぉぉ
さっきから視線を感じるんですけどぉぉ
「 ほんま!?ありがとう!ええってよ 」
おいぃ…
「そういえば、これなに用なの?」
「 ん?私の為のやつ 」
「 …へぇ 」
「 あっ、照れたやろ!?可愛ええなぁ○○ちゃんは♡ 」
この子ほんま…陽キャ…怖い…
「 福田なんやねんその言い方w 」
「 きもいぞー! 」
「 お前らは黙ってろ!! 」
「 あはは… 」
他所でやれや他所で!!!!
「 帰っていい? 」
なんて聞けたらどんなに楽か…
「 あと1回! 」
「 お前それずっと言うてるやん! 」
「 ええよ! 」
「 河村さんも断ってええんやで? 」
断れたらどんなに楽でしょうかね!!!
「 じゃあー、ねこ! 」
「 ねこ…にゃー? 」
「 かわいい!! 」
ずっと褒めて頂けるのはすごく有難いんですけど…怖いんですよ!!
「 ありがとう!ごめんね!引き止めちゃって💦 」
「 全然!大丈夫だよ! 」
なんて言えばじゃね!と言って7人で固まってるところに行く福田さん。
「 … 」
1人で帰るの寂しい…とか柄じゃないから言わないけど!!
寂しいんだよこのやろー!!!
でも福田さんは7人と帰るやろうし…
「 あれ、○○…? 」
そう言って現れた救世主!!✨
「 …ふぇ、こ、こーちゃぁん!! 」
「 うぉ!?なんや、どーした!? 」
泣きながら抱きつくと焦って私を支えてくれたこーちゃん。
「 こーちゃぁぁん!! 」
壊れたように泣きつくと、こーちゃんは私の背中を優しくさすってくれた。
「 大丈夫やで!何があったか知らんけど 」
「 ん 」
「 つっこまへんのかい!! 」
「 あ、忘れとった笑 」
こーちゃんは落ち着く声してんなぁ。
「 あ!流星達やん! 」
こーちゃんの友達!?
無理やて…ひーくんが限界やて!!
「 やっぱ可愛ええ… 」
その声は…
「 …ゆめちゃん、? 」
「 へっ 」
「 …あっ 」
間違えて下の名前で呼んじゃった…
あわてて口元を抑える私に注目は集まる。
そんな私はこーちゃんを盾にして隠れた。
「 …ごめんね、 」
「 え…いや、全、然、 」
そんなに嫌やったかな、と私の手はガクガクと震えた。
「 おま、そんな照れんなよ! 」
「 ○○に名前呼びされるなんて俺以外おらんかったのに!! 」
いや、結構居るけど。ひーくんとかるたくんとか。
てかなにでそんな揉めてるん!?やっぱ嫌やった!?嫌すぎたんかな?!
福田さん、泣いちゃった…?
「 あの、ご、ごめ、 」
こーちゃんの背中から顔を覗かせたそこには、信じられへん光景があった。
顔を赤らめ、固まっていた福田さんと、それを見て焦ったようにアワアワする7人と不貞腐れてるこーちゃん。
「 な、え、うぇ? 」
「 ご、ごめ、嬉しくて… 」
なにが?んぇ?
「 大丈夫…? 」
「 ○○が可愛すぎたんよ! 」
「 絶対ちゃうやろ笑 」
こーちゃんが言う冗談に思わずつっこむ。
「 いや、ホンマやで 」
7人の内の誰かがそう言った。
なんか、柄悪そうな人。あのー、金髪の奇抜なさぁ!!
「 ようわからんけど、福田さんが大丈夫なんやったら良かった! 」
「 くぅ…○○が可愛ええ!! 」
こーちゃんが悶えてるのは置いておいて、福田さんが無事なら良かった!
「 あ、こんなとこに居ったんか○○!あ、福田さん達やないですか! 」
そう言って教室に入ってきたのは友達の速水ちゃんやった。
「 えと、福田さん、康二、○○借りてくで〜」
と言って速水ちゃんに腕を引っ張られ、教室を飛び出た。