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何か、入試試験みたいなの、終わってたんだが?

起こしてくれてもいいじゃんっ!!!


ヨイチ・ウィリアムズの

寮分けと初めてお友達と余談





イーストン魔法学校には3つの寮が存在する。

寮には、それぞれの特徴を持った生徒が割りふられている。

アドラ寮

勇気と信念


オルカ寮

知性と勤勉


レアン寮

才能と自尊心


_寮同士は互いにライバル関係にあり、己が主義主張を体現するが為、この学校で切磋琢磨する。





先「えー、今から新入生は寮分けを行います。」

魔法使いらしい全体的に黒い服にトンガリ帽子の先生。滅茶苦茶長いプリント?を持っている。

先「このユニコーンの角に触れると、諸君らの魔力から『思考・思想』を読み取り、適した寮を選んでくれます。」

そのユニコーンとは、もはや骸骨だ。

わ、わァ

イメージしていたのはパステル~な鬣に、真っ白の皮だった。

もはやホラーだと思った。

先「それでは、イガルト・ヴァンサム」

モ「はい」

スッ

ユ「ふむふむ…」

ユ「君は勤勉かつ、それに相応した知性を有している」

カタカタカタ

ユ「適している寮は、そうじゃのう…」

カタカタカタ



ユ「オルカ寮じゃ」

モ「やったーっ!!!」

ワァァァア

周りの生徒達が「凄い」と言っている。

しかし、俺は、寮のことはよく分からないので、とてもどうでも良い。

先「次、アルベン・スミス」

モ「はい」


カタカタカタ

ユ「ふむふむ、勇猛果敢直往邁進」

ユ「君はアドラ寮じゃ」

カタカタカタ


ユ「むっ圧倒的な魔力と挑発的且つ、極端な思想…」

カタカタカタ

ユ「君はレアン寮じゃ」



ユ(フフッこの役目任されてウン百年…ワシの判断が狂ったことはない…どんどん来なさい!)

先「次、ヨイチ・ウィリアムズ」

ヨ「はい」


スッ


ユ「ふむふむ、強い自尊心と共に勇気…そして、何より強い信念…」

スゲェなこのユニコーン骸骨。

自尊心はエゴってことで良いんだよな…

勇気は、まぁ、うん。あるよな!

信念は世界一になりたいってヤツかな?

ユ「君はアドラ寮じゃ」

ヨ「あざーす」

…アドラってのは凄いのか?








えっと部屋は…301号…室

え?302号室の方、扉外れてるんだけど!?!!

ヨ「だ、ダイジョーブですk」

?「押戸か引戸か分からなくて」

ヨ「な、何言ってんだ?お前」

?「「!?」」

アベ

ヨ「すみません、脅かすつもりは無かったんですが…」

ヨ「ただ、隣の部屋の扉が外れていたので、心配しまして…」

?「た、確かに…」

ヨ「そういえば俺はヨイチ・ウィリアムズです。宜しく!」

ん?アレ?あのキノコ頭…

マ「僕、マッシュ・バーンデッド。宜しくです」


フ「あ、僕はフィン・エイムズ…よ、宜しくお願いします」

エイムズ…エイムズ、何か聞いたことあるんだけどな~

ヨ「、えっとエイムズ君?」

フ「あ、フィンで良いし敬語もいいよ」

ヨ「なら!フィン、もしかして有名?“エイムズ”って何か聞いたことあんだよ」

一瞬、フィンはとても驚いた顔をしていた。

フ「え…と有名なのは僕じゃなくて、兄様だよ」

に、にいさま?スゲェ、絶対凛から出てこない単語だな…

何と言うか、表情曇らせたな…

仲悪いのかな?

まぁ、「兄様」って呼んでるんだから、結構キツい兄貴っぽそうだなぁ…

ヨ「ま、コレから宜しくな!」


ヨ「あと、扉直すの手伝うよ…」

フ「ありがと…」

フィン、コイツが同室で大変だろうけど、頑張れよ…

つか何で扉外せるんだよ、筋肉馬鹿か?

フィジカル凄そうだな…

マ「ハハ、取り敢えず、一件落着ですな」

フ「何がっ!?!!」

あ、このコンビ、天然ボケと常識人型ツッコミだ…


あの後俺は、扉を直すのを手伝い部屋に戻ろうとしていた。

そういえば、俺にも同室の人居るのかな…

ま、青い監獄で味わえなかった青春を此処で味わうかな

_なんて考えながら部屋に着いた。


ガチャ


誰も居ない…

クソォ、ルームメイトは居ないのかよぉ…

それはそうと、日本じゃ絶対見れねぇような雰囲気だな…

部屋は若干暗め、か?

取り敢えず、荷物を置かなくては…


読者の皆さん、荷物?と思うだろう。しかし、ヨイチの固有魔法をお忘れで?

彼は、小さいボール型のマジックボックスを作り、荷物を詰めてきたのだ。


ヨ「つっかれたぁ…」

魔法で身体強化しても疲れるモンは、疲れんだな…

しかし、本当にこの能力は便利だな…

食べることが可能なボールを造れば、空腹も凌げるし、シェルター型のボールを造れば雨風凌げる。

さらに、覚えたい魔法をイメージして、食用のボールを造り、それを食べれば魔法を覚えることができる。

しかも呪文無しで、だ。

しかし、俺にも習得出来ていないモノがある。

それは「セコンズ」だ。

何と固有魔法の能力を発揮するという魔法だ。

しかし、想像がつかない。

一度セコンズを見てみたいものだ…

それに、さもんず?や、さーず?というものあるらしい。

取り敢えず、今日は風呂入って寝るかな…









この時の俺を殴りたいと思った。

何故、油断していたのだろうか。

潔くん、魔法学校にて頑張る

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