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生きることはごく自然だ。
生きるために人や物を襲うのはごく自然だ。
そのウィルスは襲う。
小さい島、いや、大きめの島を。
つまりは、この国、いや都市国家を。
ウィルスが襲うまでは平和だった。
都市国家、港島は空港・港などを持ち合わせている。
陸路でこの島、いや、都市国家に入る方法は皆無。
人口数百万人。
面積もさほど広くない。
やはり、水際対策は厳しめだ。
総合病院は港湾施設周辺と都市国家中央くらいにしかない。
人口数百万人のこの島の近くにはさらに小さい島もある。
名前は平和島。
一日数本のフェリーで本土に連絡している。
過去に戦争があった。しかも政治関連の。
この国では政治について話をするのはタブー。
戦争なんかもっての外。
病院がかろうじてあるこの小さき島。
地元民が平和を誓って名前をつけた。
それも平和だった。
ウィルスが猛威を振るう前までは。
(続く)