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3話 尾蜜明日香
私は今日も尾蜜様と昼食をとっている。この生活も早5日、少し慣れてきたと思う。それとともに男女問わず視線が痛い。特に女子からの反感を買っているはずだ。強く生きねば。「少食だと思っていたのですが、意外に食べるんですね。」
「?はい、食べるの好きなんで!」
「…!そうなんですね。とても、良いことです。」
心なしか、尾蜜様が照れているような気がする。や、違う。尾蜜様はうどんを食べているから暑くなったんだ、と自分に自分で説明した。
「…あ、今日もしよければ図書室で一緒に勉強しませんか?」
(そういえば最近学力落ちてきたし丁度いいかも、!)
「いいですね、是h…」
「ねぇ、それ俺も行っていいやつ?」
久米島様が尾蜜様に話しかけた。
(一緒に行けば推しカプが見れるかも…!)
「久米島様も勉強やりましょう!」
「お、おう。」
「別に、いいですケド…」
(楽しみだなぁ〜(推しカプを間近で拝めるのが。)ドキドキポイントあるかなぁ〜(久米島様と尾蜜様2人の。))
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「星宮翔花さんは勉強が苦手なのですか?先ほどからあまり進んでいないようなので。」
「ソソソソソソンナコトハアリマセンヨ…」
「図星だな。」
「あはは、バレてしまいましたか…というか尾蜜様、「星宮翔花さん」じゃなくて、星宮でも翔花でもなんでもいいですよ?呼び名なんて。一応完全に決まってはないけど次期婚約者なんですから。」
「っ、なんてことを言うんですか…!」
(もしかして失言だった…?そんなつもりはないんだけど…)
「すみません…今の話はなかったことに…」
一応謝っておこう。
「……………………翔花、さん。」
「!」
イケメンによる名前呼びの破壊力が凄いことに気がついてしまった今日このごろ。変な癖がつきそうで危ない。
「な、名前呼びはハードルが高すぎましたね、星宮さんで行かせてもらいます、」
「そ、それがいいですね!」
「照れてるのか?」
「えっ、て、照れてなんて…!や、やだなぁ久米島様ったら……あは、は…」
勉強会は終始気まずかった。
「……」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「そろそろ終わりましょうか。」
「そうだな。」
「んーー!疲れた…」
気づけば2時間もぶっ通しで勉強をやっていた。こんなに集中してできたのは随分と久しぶりだ。
「では、また明日!」
学食を早く食べたいので急ぎ足で歩こうとしたそのとき。
「一緒に寮までいきましょう。」
尾蜜様が声をかけた。
(ご飯食べたいご飯食べたいご飯食べたい早く早く早く早く………)脳はそればかりだったが当然断れるわけなく一緒に帰った。そしてなぜか久米島様まで一緒にいる。
「あ、私はこのまま食堂に行くのでもう大丈夫ですよ!」
「俺も行く。」
「照が行くなら僕も行きます。」
(な、なんで!?)
全然気が休まらなかった。
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