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べる
聞かされたものはなかなかに酷いものだった
「さも、、、、くん、、、、」
息が詰まる
そんなような内容だった
「ごめん、、、、失望した?」
「ううん。だってさもくん私の事それでもなお好きなんでしょ?」
「当たり前じゃん」
「えへへ私も好き」
さてどうしようか、、、、
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さぁーもん
べるに言ったところでなにか変わらないことぐらいわかってる
それでもべると一緒にいたい
そのためにはこの状況を打破しないと行けない
「ねぇさもくん」
夜ご飯の準備をしながらべるが声をかける
今日はロールキャベツなのかな、、?
「どうしたの、、?」
「おどろくさんに困ってるんでしょ?」
「う、うん」
「ならないものにしちゃえば良くない?」
背筋が凍る
べるが1度たりともそんな物騒なことを言うことなんてなかった。
「さもくん?」
声に抑揚がない
なんなら目に光すら宿っていない
少しだけ恐怖を覚える
けどべるはべるだ。
嫌いという感情はない
ただすごく狂気的なものを感じる
けど何故か嫌な気分だとは思わない
俗に言うヤンデレというやつだと思う
可愛いので?
問題はなし
えぐい展開になりそうなのは?
問題です
「なかったことにするって、、、?」
「私と一緒におどろくさん」
と
ロールキャベツの入れてあるお皿を置いて、1度呼吸をした後
「やろ?」
と屈託のない笑みをこちらに向けてくるのであった
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べる
こんなこと自分で言うセリフじゃないことぐらいわかってる。
ただ何となくだけど察してしまった。
多分さもくんも記憶を持っている
何となく本音を吐露してしまった感じ。
必死におどろくさんを避けて私の方へ来てくれる感じ。
何となくだけどわかる。
さもくんはうたいさんの影響で記憶持っている。
それがさもくんの意思なのかはわからない。
ただ私たち二人はあの失敗してしまった世界での結末を知っている。
だから、、、、
絶対に結末を変える
そのためには根本を消す。
それが私の答えである。
気がつくとロールキャベツが冷めていた。
さもくんは食べ終わったようで心配そうにこちらを見つめている。
「さもくん、、、、?」
「べる、、、、体調大丈夫?無理してない?」
言われてみれば、、、、、
私自体は特に何も無いが、少し寒く感じる。
「ううん大丈夫」
「べる、、、、いったん休も、、?」
さもくんが私だけを見てくれている
それだけで十分幸せだった
この幸せを壊さないためにもやらなきゃいけない
全部、、、、
全部は、、、、
私たちの未来のため。
おどみんのリーダーだろうが、どうだろうが関係ない。
ここで、、、、
全てを終わらせる。
終わらせよう
さもくんにとっては一生の後悔かもしれないけれど。
それでも私は添い遂げるよ。
外れなくなってしまった指輪みたいに______
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さぁーもん
時間が無い
刻々と延長日までに近づいてきている。
怖いと思ってしまう。
もしかしたらもう誰もいなくなってしまうのかもしれない。
そう考えるだけで怖い。
だからといってここで期限を刻々と伸ばすというのは一番の、、、、
一番の命取りな行動だ。
だから、、、、
ここで
必ず終わらせる
べるとの
未来のために。
たとえ、、、、
べるが俺との関係が一生の後悔に変わったとしても
それでも俺はべると添い遂げる。
外れなくなった
指輪みたいに______