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-天国でも現世でもない間の世界-
「日野祈梨様〜」
と、天使に呼ばれた。
「はーい!」
「あなたの番になりました。転生する前に会いたい人はいますか?24時間だけその方と出会うことを許されます。」
……
「…わ、分かりました。少し考えさせていただくことは可能ですか。?」
「早めに決めてください。次の死者様が待っておられますので、5分後にまたお聞きに来ますね。」
(………)
「では。」
そう言って天使は懐中時計を片手に去っていった。
(誰にしよう。キリア。?雪湖?美朝?お母さん。、、先輩。友達…推し?)
色々考えていた。。。。
(どうしよう。。。…)
(…よし。決めた。)
私は決意した。
「日野祈梨様〜。5分経ちました。答えをおきかせ願います。」
「私は………私は…あの日守れた男の子に会いたいです。」
と、私ははっきり言った。少し涙目だったけど…これで良かったと思う。
「本当にいいのですね。?」
私はゴクリと唾を飲んで
「はいっ。」
と答えた。
「では、あそこからあの子の元に繋がっています。その男の子以外の人にはあなたは見えていません。」
「条件として①現世で生きたいと時間が経って言わない。②他の人に会いに行かない、③自分が転生することを口にしない。」
…ほんとに会えるんだ。これでいいんだ。
そう自分に言い聞かせていた。
では…と天使が言うと同時に
ズドンッ!と尻もちを着いた。