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🖤サイド
学校に行くといつものようにあいつらが待っていた。
モブ1「あ、目黒くん遅いじゃん。」
🖤「なんか用事?」
そうやっていつも俺をいじめて楽しんでる。
どんだけ暇なんだろう。
モブ2「その態度がムカつくって言ってるんだけど…。」
ボコッ(殴)
🖤「…いっ!」
モブ1「え〜。もう終わり?偉そうにしてる割に弱いじゃん。」
🖤「…。」
反感買っちゃった。
そんなに俺偉そう?
これはもう一発いかれるな。
そう思った時だった。
ガタッ
後ろから物音が聞こえた。
🖤「…?」
聞こえたのは聞き覚えのある声だった。
💚「あ、えっと…」
🖤「え…?」
モブ1「いや、阿部くんこれは違くて…」
モブ2「もう行こっ!」
そう言ってあいつらは逃げていった。
あーあ。
バレちゃった。
💚「ごめんなさい…。隠れるつもりじゃなくて…」
結局巻き込んじゃってるじゃん。
🖤「気にしないで…いつものことだから。」
💚「でも…」
🖤「良いから!」
💚「…っ!ビクッ」
🖤「この問題には関わらないで。迷惑だから。」
違う。
そんなことが言いたいんじゃない。
ただ亮平をこれ以上、自分のことに巻き込みたくないだけ 。
自分のことで傷ついてほしくないだけなのに…。
💚「あ、ごめっ…」
そう言って亮平は教室に走って行ってしまった。
💚サイド
今日は少し寝坊してしまって蓮くんには先に出てもらっていた。
学校に着いてすぐ校舎裏の方に蓮くんの姿が見えた。
話しかけようと思ったけれど、誰かと話しているのが見えて
咄嗟に物陰に隠れた。
しばらく様子を見ていると
モブ2「その態度がムカつくって言ってるんだけど…。」
ボコッ(殴)
🖤「…いっ!」
💚「…っ!」
モブ1「え〜。もう終わり?偉そうにしてる割に弱いじゃん。」
🖤「…。」
助けに行かないといけない。
そんなの分かっている。
でも足が動かない。
ガタッ
その時、
物音を立ててしまった。
💚「…っ!」
🖤「…?」
完全にバレた。
でもこれで止められるなら…。
💚「あ、えっと…」
🖤「え…?」
モブ1「いや、阿部くんこれは違くて…」
モブ2「もう行こっ!」
そう言って逃げていった。
💚「ごめんなさい…。隠れるつもりじゃなくて…」
🖤「気にしないで…いつものことだから。」
💚「でも…」
🖤「良いから!」
💚「…っ!ビクッ」
🖤「この問題には関わらないで。迷惑だから。」
その場の空気に耐えられなくて逃げてしまった。
💚「…。」
蓮くん怒ってたよね…。
僕のせい…。
💚「…はぁ。」
また、僕は人を不幸に…。