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#狂人
🐈⬛˚ᯤ₊
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KOKUGA
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歩いて20分くらいの小学校を卒業して、あたしは中学生になった。中学校までは自転車で40分。今までとは比べ物にならないくらい遠くなっちゃった。
3つの小学校が集まって人数もすごく増えた。
通学は大変だけど友達もいっぱい増えそう。
でも困ったことがあるんだ。
長い自転車の通学は脚が鍛えられそうでいいんだけど…なんだかお股の辺りがむずむずする…
自転車には今までも乗ってたけど、こんなに長い時間は乗ってなかったからかな。
最近気付いたんだけど、 学校に着いたら、それから家に着いたら、なんでかパンツの中だけいっぱい汗をかいてる。
おかしいな。なんでパンツの中だけ?
家が近い友達の栄子と美子にそれとなく聞いてみたけど、
「なにそれ?あたしは別になんともないな」
「むずむず?ん〜疲れるくらいかな?」
と、困っているのはあたしだけみたいだった。
それからは自分だけなのかも知れない、と周りに話すのをやめた。あ、お姉ちゃんたちに…ううん、変に思われたくない…
でも気にしないようにと思っても毎日の通学に自転車は必要で、初めはむずむずするだけだった感じもじんじんと、より強くはっきり感じるようになってきていた。
お股とその奥?に響くその感覚は別に嫌なものじゃなかったけど、例えるのが難しい感覚。
なんて言ったらいいかな?
痛い?いや痛くない。痒い?ちょっと違う…痺れるような…どちらかと言うと気持ちいい?
こんな感覚は初めてで戸惑う。
「あ~あ、なんだろう、むずむず…」
「え?高橋さんも?むずむずするの?」
あ、口に出しちゃってた。それより…
隣の席の横田くん。むずむずを知ってる?
「横田くんもするの?むずむず」
「うん。嫌になるよね。いつもじゃないんだけど、むずむずが始まるとなんか…こう…とにかく寝れなくなるんだよね」
寝れなく?
「どういうこと?」
「え?高橋さん、違うの?夜、寝ようとしたらむずむずするやつ」
あたしとは違う時に起きてる?
「うん、あたしのは寝る時じゃなくて…」
あたしのは変に思われるかな…
「そうなんだね。僕、てっきり同じむずむず病なのかと思って」
「むずむず病?」
「あ、僕が勝手に言ってるだけなんだけどね」
「高橋さんはどんな時になるの?」
「あたしは…」どうしよう言っても変に思われないかな?でも横田くんもむずむずを経験しているなら…
「あたしは通学の行き帰りで。自転車に長く乗ってるとなるんだ」
「そうなんだ。やだよね、むずむず」
あ、変に思われてない。少し安心した。
「なんだろうね、あれ」
「ね。なんか…」
「気持ち悪い」「気持ちいい」
ん?気持ち悪いんだ?
「え?気持ちいいの?」
二人ともむずむずで悩んでいるのに感じ方が違うんだ。
「うん…多分…気持ちいい」
横田くんは興味を深めたようにこちらに向き直る。
「高橋さんのは寝る時じゃなくて自転車に乗ったら起きるんだよね?それさ、実験とか出来ない?もしかしたら僕のむずむずも原因がわかるかも」
「実験?」
「そう、実験。何がきっかけでなるのか。わかったらむずむずしないように出来たりしないかな?」
そんなこと…確かにわかったら対処法もあるのかも?
「うん…じゃあやってみる?実験」
「よし、早速、放課後に公園で実験してみよう」
コメント
2件
一瞬おもらししてたって思っちゃったwww 違いますよねwww
わあ、思春期のからだの変化って本当に繊細で難しいテーマだと思うんですけど、この「むずむず」という言葉だけで描ききるのがとてもリアルで素敵でした。特に「気持ち悪い」「気持ちいい」って二人で感じ方が違うところが印象的で、ああ、そういう感覚ってあるよなあって共感しました。横田くんとの「実験」の展開、これからどうなるのか気になります!🌷