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〜🧡side〜
🧡『…はぁ…はぁ…はぁ…、…さく…』
息が乱れて声が出せへん…
隣でラウールも動かずに静かに座ってる…
周りにはさっくんを助けようと戦っていた6人がボロボロになって倒れとる…
いつの間にかふっかさんと照兄だけじゃなくて4人も意識を失ってしまってる…
そして俺とラウールの目の前には変わってしまったさっくんが…
助けようって誓ったはずなのにいざ闇に支配されたさっくんを見たら震えが止まらなくて…
いつも明るくて元気でいっぱい俺の事を笑わせてくれて俺の事も面白いって言ってくれる優しいさっくんの事を思い出してしまう…
ロギ『…どうした？そのまま座ってるだけか？』
🧡『……………………！』
俺の目の前に突然現れて静かに話しかけてきたロギ…。
ロギ『…私に威勢よく向かってきた時とはまるで別人だな。…仲間を助けるのではなかったのか？』
ロギの言葉が頭に響いてくる…
言い返して攻撃したいのに身体は動かないし言葉も出せない…
ロギが言っとる事は正しかったから…
…自分の不甲斐なさで涙が溢れそうになる…
ドカーーーーん！！！！
ロギ『…まだ攻撃するか。』
悔しさで何も出来なかった俺の目の前のロギに何処からか攻撃が当たっていた…
💛『…当たり…前だろ…』
💜『…これ以上…お前らの…好き勝手は…やらせねーよ…』
俺とラウールの前に立ってロギに攻撃をしてくれたのは意識を失って倒れとったはずの照兄とふっかさんやった…
💜『…言葉を…上手く使って…闇に落とそうとしても…無駄…だぞ！…俺たちが…守る…！』
💛『…これ以上…仲間を…苦しませたりは…させない…！』
ロギ『…既に闇に支配されている仲間がいるのだが…。』
💜『…そんな事は…分かってんだよ！』
ロギの言葉に怒ったふっかさんの念力がロギに命中した…。
…けど、相変わらずロギにダメージはない…
…そらそうよな…
立っているのがやっとなくらいボロボロになっとったら威力なんていつもより弱くなってしまう…
🩷『…………………。』
ロギの後ろで全然動かずに突っ立っているだけのさっくん…
…今はさっくんは闇の中でどれだけ苦しんどるんだろうか…
圧倒的な闇の強さの中にたった独りだけで…
ロギ『…そうか。』
💜『…もう1回…だ…！』
💛『…今度こそ…佐久間を…助ける…！』
🧡『…照兄…、ふっかさん…』
ロギ『……………………。』
💜『…はぁ…はぁ…はぁ…っ！』
💛『…うっ！』
再びロギに向かって動き出した照兄とふっかさんやけど膝から崩れ落ちて地面に倒れ込んでしまった…
ロギ『…今日はこの者の実験をしに来ただけだ。..帰るぞ。』
💛『…っ、…待て…！』
💜『…佐久間…！』
ロギ『…我らの力を思い知ったのならばいつでも待っているぞ…』
🧡🤍『………………っ。』
消える前俺とラウールに鋭い視線を向けてきたロギ…
さっくんを助けてあげられなかった…というか、戦えなかった…
覚悟を決めていたはずなのに…
周りにはさっくんに攻撃されて意識を飛ばしておる6人…
さっくんもそうやけどロギに幹部たちと闇の王とか言う奴もおる…
俺たちに勝てるんか…？
マネージャー『向井さん！ラウールさん！』
そこに俺たちを探してくれておったマネージャーさんやスタッフさんたちが駆け付けてくれて 倒れとる俺らや壊されている壁を見て驚いておったけどすぐに救急車を呼んでくれた…
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