この作品はいかがでしたか?
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退院して、10日ほどたった。
私は仕事に復帰。
深澤君とのことは、照以外には話してない。職場には特に言う必要もないだろうし。
深澤「おかえり!」
絵里「ちょっと痩せたねー!元から細いのに…」
○○「そんなことないよ(笑)最近ちょっと体重増えてるもん……」
深澤「増えてんの?良かったじゃん!」
○○「えー、なんかやだ。」
絵里「いや、まだ太ってもいいよ?じゃないと、となり居たくないもん。深澤くんも細いじゃん。」
深澤「そう?」
○○「うん。」
深澤「……筋トレしよかなぁ。」
○○「いいんじゃない?」
深澤「○○も一緒にする?」
○○「ん…、やめとこかな。それに、私はいつでも出来るし。笑」
深澤「ま。そうだよな!わら」
絵里「私も筋トレしたい!痩せたい!」
○○「えー!?」
深澤「俺、照に聞こうかなあ。でもな、スパルタだもんな… 」
○○「………まぁ、頑張れー(笑)」
絵里「いいな。深澤くん、私もお願いして?一緒に教えて鍛えてもらえないか…ね、○も一緒にさ!」
○○「…えーっ!」
てことで、休日。
休みを合わせ、深澤くんと絵里がうちに来た。
絵里「よろしくお願いします!」
照「はい。じゃあ、まずは、体重測って、それぞれ記録しといて。」
照の言う通りにみんな動く。
それから、近所を1kmほど歩いたかと思ったら、次は軽く走るを繰り返す。
有酸素運動らしい……
近くの公園で、ストレッチをしたあと、公園にある健康器具?遊具を使い、運動していく。
○○「……はぁ。もう無理っ。」
足に力が入らないような気がして、でもなんか重たくて。思わず座り込む。
深澤「照ー、休憩しよー」
照「は?さっきも休憩したじゃん。ほらはやく!次行くよ!2人とも!」
○○「…え?も、もう?ちょっと待って……」
深澤「ったく。ほら、背中のって?」
○○「え?」
深澤くんが、私の前に背を向け座る。
どうしようか戸惑う。
深澤「足、気だるいでしょ?」
なんで……
深澤「ほら。早く。置いてかれてるよー?ってか、照も照だよなぁー。どうして気づかないかね。」
○○「…深澤くんは何でそうすぐ気づくの?」
深澤「さぁ。なんでだろね。ほら、いくよ。」
私の手を引き、自分の肩に乗せると、そのまま立ち上がり、強制的におんぶされた。
○○「え?ちょ…」
でもなんか不思議と怖くないし、安心する。
深澤「…昔もよくこうやっておんぶしてたなぁ!わら。あ、怖くない?大丈夫?」
○○「そうなの?だからかな。なんか安心する……てか深澤くんも以外と筋肉あるね」
深澤「一応、男だからね?わら。」
しばらくして、少し走り出す深澤くん。ちょっと揺れるけど、それより大丈夫かな?私背負って走るとか…
なんとか、照と絵里に追いついた。
照「は?」
絵里「え?」
深澤「あーやっと追いついた。」
照「いや、なんで?」
深澤「ん、まぁ、これくらい負荷あったほうが、トレーニングなりそうだし?わら」
絵里「あんな休憩したがってたくせに?(笑)」
照「あっそ……」
え?それだけ??
○○「深澤くん、ありがとう…おろして?」
深澤「はいはい。」
照「……」
絶賛拗ね顔の照。
深澤「あ。ほら、○○、ちゃんと水分摂りな?」
そう言うと、スポーツドリンクを渡してくれた。
深澤「脱水なるといけないから」
あ、そか。
○○「…ん。ありがと。」
深澤くんから受け取り開けて飲む。
スーッと身体に染みていく。
照「…きょうはこれくらいにしとこうか。絵里さんも、水分補給ちゃんとしてね?」
絵里「はーい!」
その後少しして、家に帰った。
照は絵里を送って行った。
その間、私は深澤くんと二人。
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