熱く、長い夜だった。
何度も互いの名前を呼び合い、肌を重ねて、ようやく果てた。
翔太はベッドにぐったりと沈み込み、荒い息を整えながら天井をぼんやりと見つめていた。
そんな翔太の横で、俺はまだ余韻に浸っていた。
(……まだ、足りない)
身体は熱を帯びたままで、昂ぶりが完全には収まっていない。
翔太を抱きしめる腕に、まだ力が残っているのが自分でも分かった。
隣の翔太をそっと見つめる。
「……なに?」
「まだ出来そう?」
落ち着いたトーンを保ったまま問いかけると、翔太は驚いたようにこちらを見返した。
「……? もっかいしたいの?」
正直、無理だと言われるだろうと分かっていた。
けれど、翔太の身体を眺めるうちに、どうしても抑えきれなくなってしまう。
「……ん、ふ……」
翔太が何気なく、俺の腰のあたりへ手を伸ばしていた。
指先がゆるゆると、しかし確実に俺のものを撫でる。
「翔太……っ?」
「んー……」
翔太の表情は、熱に蕩けたようで、無防備に色気を滲ませていた。
その瞬間、俺の中で最後の理性が音を立てて崩れた。
「翔太」
ぐったりとしていた翔太の身体をそっと抱き寄せる。
微かに汗ばむ肌が触れ合い、熱がぶり返した。
「ちょっと……さすがに、もう……」
「無理なのは分かってる。でも、こんな顔で誘うみたいなこと、しないで」
「誘ってねーし……っ、ん……」
そう言いかけた翔太の唇を、深く塞いだ。
舌を絡め、甘く啄ばむようなキス。
翔太の指先が微かに震え、抵抗の力が弱まる。
「……まだ、いける?」
耳元で囁くと、翔太が小さく震える。
それが許可のように感じて。
そのまま、また長い夜が始まった——。
コメント
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ゆりぐみ〜😍
尊いっ…
啄む、だ!よい言葉をありがとう😊そしてゆり組はいつ読んでも安定で素敵です😍