テラーノベル
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頭では拒絶しなきゃと思っているのに、
身体はアルファの極上のフェロモンに瞬時に反応してしまう。
腰の骨が完全に砕け、ドロドロに溶かされていく。
「ふぁ……んぅ……れいじさ…っ♡ ふ、ゃ…♡」
苦しくて、彼の名前を呼んで必死に制止しようとするたびに
さらに深く唇を塞がれ、すべての言葉を容赦なく奪い去られる。
一体、どれほどの長い時間が経っただろうか。
ようやく彼の唇が名残惜しそうに離れた時には
僕の肺から酸素は完全に消え失せてですっかり息が上がっており
壁を背にしながら、力なくその場にヘナヘナと崩れ落ちてしまった。
そんな僕の情けない姿を見下ろしながら
怜治さんは僕の顎の先を細い指先でクイッと強引に持ち上げると
底意地の悪い表情で低く嗤った。
「もう、ここまで来たらバラしてもいいかな」
耳元でダイレクトに囁かれた言葉に、全身の鳥肌が逆立つ。
会話をしながらも、彼の唇は僕の無防備な首筋へと這い寄り
ピリッ!!とした、皮膚が裂けるような鋭い痛みが走った。
彼が僕の白い肌を思い切り吸い上げ
鎖骨のすぐ上に、浮気の言い訳すら立たないほどに濃い
鮮血のような紅い愛の印を焼き付けたのだ。
「ねえ、さっちゃん?」
「な、ん…ですか……っ」
「これ、本当は誰の持ち物だと思う?」
怜治さんは床に転がっていた黒いフードを細い指先でひょいと拾い上げると
怯える僕の目の前で、見せつけるようにしてゆらゆらと揺らしてみせた。
「……?」
頭が完全にパニックを起こしていて、彼の言葉の意味が1ミリも理解できずに固まっていると
「あのストーカー男は…俺が手配したんだ」
怜治さんの冷たい微笑みと共に告げられた真実に
僕は頭をハンマーで殴られたかのような目眩を覚えた。
「…ぇ……?」
一瞬、世界からすべての音が消え去った。
完全に思考停止したまま
操り人形のように固まっている僕の顔を見て
怜治さんはそれがおかしくてたまらないといった風に、クスクスと肩を揺らして楽しそうに言葉を続ける。
「最初はね、お店に客としてやってきたさっちゃんに一目惚れして、どうしても個人的に話したくて。店員っていう大義名分を利用して、毎回たくさん話しかけたんだ」
「でも……さっちゃん、他の店員とも楽しそうに話してるじゃん?俺の目を見て、ニコニコして話してくれるのに…なんで他とまで喋るのか、不思議で不愉快だった」
「それが積もり積もって……独占欲に変わって。他の男たちに絶対に触らせたくない、俺だけのものにしたいって。そう思ったときには、身体が勝手に動いてた」
「だから友達にさっちゃんの顔写真と、学校の帰宅時間や通学ルートを伝えて『近くの、俺が所有している鍵付きの私設倉庫に、一人になったタイミングで閉じ込めてくれ』って、大金を握らせてお願いしたんだよ」
「…っ、な、なんで…そんな、さすがにうそ、ですよね……っ?」
黒星
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コメント
1件
うわぁ…第33話、めっちゃ重くてエモかった…!!😭💦 最初は甘いフェロモン展開かと思いきや、まさかのストーカー自作自演って…怜治さんの独占欲、怖すぎるし歪みすぎてるけど、その愛の重さが逆にエモいよ…。 「誰の持ち物?」の問いかけ、鳥肌たった。さっちゃんの混乱とか切なくて感情揺さぶられた…次の展開気になるよ〜!! 美月ゆめか🌸