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⚠️虎徹の過去捏造
酷くうなされて飛び起きる。
夢の中で顔も思い出せない母親に罵倒される。そんな事はしょっちゅうだった。
俺の母親はオメガで、アルファの父親にひどく心酔していたらしく、父親の言いなりだった。
俺は金稼ぎの道具として生まれてきたらしい。
アルファとオメガの子であればアルファである確率が高いから、アルファの子供を作って金を稼がせ、自分たちは一生楽して生きる魂胆だったのだろう。
しかし5歳か6歳ごろの検診で俺の第二性はオメガであると発覚した。
父は母を見限って家を出て行った。
その頃から母親は酒と薬に溺れ、俺に暴力を振るったり罵声を浴びせたりしてくるようになった。
「あんたがアルファなら」と何度言われたかももう分からない。
母親が発狂して俺に灰皿を投げつけた日があった。 運悪く頭に当たって俺は意識を飛ばしていた。
次に目が覚めた時に最初に目に入ったのは首を括った母親の姿だった。
それ以降俺は孤児院で暮らした。職員たちは優しかったが俺はずっと本物の愛情を知らないままだった。
あの日から二週間ほどが経った。
ヒート中のオメガを無理やり襲うなんて最低としか言いようがないが、それでも可愛いと言われたことや、たくましい体に抱きしめられたことが忘れられない。
思い出すだけで顔が熱くなる。
久我「クッソ、またヒートかよっ//」
あいつとヤってからどうにも体がおかしい。
ナカが疼いてしょうがないのだ。まるで体の制御が効いていない。
久我「はぁっ♡ふっうぅ♡んんっ♡」
指じゃ奥全然届かない// 全然こんなんじゃ足りないっ、、、//
最悪だっ、あいつに犯される妄想しながらシちまってる♡
グチュ♡グチュッ♡ヌチュッ♡
久我「ん…//出るっ♡」
ピュルルル♡ピュウッ♡
久我「はあっっ♡んっ♡」
射精はできるけど全然物足りないっ、、、♡
指よりもっと太くて長くて固いので奥擦られたいっ//
そのまま立て続けに3回抜いたが全然おさまる気配もない。
久我「クッソ、明日も組の仕事あるのに、、、」
全く満足していないが、もう遅い時間なので大人しく抑制剤を飲んで寝るほかなかった。
耳障りな目覚ましの音で目を覚ますとすでに家を出る時間の5分前。
久我「ツやっべえ!」
慌てて飛び起きて適当に身支度を済ませて家をでた。
その日も例に漏れず事務作業に集中出来ずにいると守若の兄貴に声をかけられた。
守若「どうした久我くぅん、寝不足かぁ?」
まさか本当のことを言うわけにもいかないので曖昧な笑みで返すと「ふぅん」と、ぼんやりとした相槌が返ってきた。
組には自分がオメガだということを伝えていないが、この人にはどうにも勘づかれているような気がしてならない。
守若「まあよく分かんないけどぉ、素直に自分の気持ちを受け止めてあげればいーんじゃない?」
確信を突かれた言葉に少しどきりとしてしまったが、考えてもどうにもならないので大人しく再びパソコンに向かった。
帰り道、組を出てすぐのところに紅林の姿があった。
今顔を合わせれば普段通りではいられないと思い、こいつに気づかれる前にそっと帰宅しようとしたがどうやら向こうは俺に気づいていたらしくいきなり声をかけられた。
紅林「なあ久我。今夜時間あるか?」
もちろん断ってやろうと思ったが、口から拒絶の言葉は出てこなかった。
第三話に続きます。