「まぁ、なんにしても、助かったよ。ありがとうな」
舞夜の言い訳に納得したのだろう、ゴリ先生は一つうなずいた。
「しかし、小学生がこんなところで逢引とは、感心せんぞ?」
……前言撤回、まったく納得していなかった。
「あの、先生、私の話、聞いてましたか?」
さすがに逢引と言われたのは不本意だったのだろう、舞夜がほんの少し眉をひそめて言う。
「ははは、隠さんでもいいぞ? お前らが仲いいの、先生はお見通しだからな」
わはは、と笑う先生。こうなると、話を聞いてもらうのは至難の業だ。
「ところで、山田はどうしてここに?」
「ん? ああ、早峰から連絡があってな。親の目を盗んで来たんだよ」
山田は明日、ゴリ先生を見張ることになっていたのだが、どうやら無理してこちらに駆けつけてくれたらしい。
「箕輪くん、後は任せたわ」
っと、なおもゴリ先生の相手をしていた舞夜が、肩をすく********************
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