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Cafe Latteベース隊長
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これは平行世界の国家「大日本合衆国」で起きた出来事について執筆したものである。
20xx年5月38日
私は仕事の都合でファクトリー市に行くことにな った。支度を済ませ、玄関のドアを開けようしたその時、窓の方向から大きな銃声が聞こえた。
「目標の排除を確認。交戦終了。」
おそらくファイアウォール社の兵士が大型生物を駆除したのだろう。脅威が発生したときは彼らに頼るのが最も安全な手段なのだから。それから私はロックを解除して車に乗り込んだ。転勤はこれで3度目だ。見慣れたこの街から離れるのは辛いことだが金を稼ぐためなら仕方ない。私はそれから安全運転を心がけてファクトリー市に車を走らせた。
目的地に着いた私は新居のガレージに駐車した。それにしても、 この街はずいぶんと治安が良さそうに見える。 大体の都市は空気が汚染されているか、ギャングが支配しているか、あるいは… いや、止めておこう。私は荷物を部屋の中に置き、少し辺りを散歩することにした。歩いていると、遠くのビルの上に人影が見えた。スナイパー。おそらく傭兵だ。前にネットで見たが、アセンション社出身のスナイパー傭兵がいるらしい。まさかとは思うが、あのビルの上の人影が? まあ深く考えるのは止めておこう。関わりすぎたらいろいろとマズイ事になるのだから。私はぼーっとしながら視界に入った武器屋に入店した。
「いらっしゃいませ。」
私は店員に軽く会釈をして武器を眺めた。小型のハンドガン、狩猟用ライフル、ロケットランチャー…前から疑問に思っていたのだが、いくらなんでもロケットランチャーを民間人が持つのは問題でしかないだろう。私は日が暮れているのに気づき、早足で新居に戻った。
玄関の鍵を開け、家の中に入る。荷物の整理をしていなかった事に気づき、大急ぎで家具の設置や小物の整頓をした。これで住居らしくなっただろう。 一通り荷物が片付いたとき、スマホの通知が鳴った。そうだった。今日の夕食は軽く済ませようと思っていてデリバリーを注文していたのだ。私は外に出て宅配ドローンからビニール袋を受け取った。テーブルに袋を置き、中からレーションを取り出した。手を合わせ、夕食を食べる。見た目は質素ではあるものの、味は深みがあって何ともいえない感じだ。夢中で口に運んだ。気づいたら全部食べていた。それから私はベッドに向かい、しばらく動画を見た。視聴を続けていると明日が仕事という事を思い出し、スクリーンを消し、目をつぶった。明日がより良い一日である事を願おう。
コメント
1件
うわあ、この世界観、めちゃくちゃ好みです。「大日本合衆国」ってネーミングからして既に、現実のどこかがズレたパラレルの匂いがする。5月38日って日付も不気味でいいですね。 主人公が銃声を聞いても「ファイアウォール社の兵士が大型生物を駆除したんだろう」と即座に納得してしまう日常感——これ、ディストピアの描き方としてすごく巧いなと思いました。ロケットランチャーが民間に売られてる世界なのに、主人公は「深く考えるのは止めておこう」と自分に言い聞かせてる。この自制が逆に、この世界の不穏さを引き立ててます。 「スナイパー傭兵」の影が見えたシーン、絶対に後で伏線になってくるやつですよね。続きがすごく気になります。