テラーノベル
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20xx年5月39日
私はアラームの音で目を覚ました。二度寝したい気持ちもあるが、支度をして通勤しなければならない。重い身体を起こし、ふらつきながら身支度を整えた。シワのないスーツ、カバン、護身用ハンドガン。完璧だ。玄関のドアを開け、 踏み出した。幸い職場は徒歩でも行ける距離にある。通勤が運動になるとは、普段身体を動かさない私にはありがたい事だ。歩いていると様々なものが目に入る。アサルトライフルを背負った傭兵、警備アンドロイド、全身サイバネティクスのサイボーグ。毎日見る光景だが、冷静に考えればかなり物騒だ。ハンドガンを携行している私が言える事ではないが。
しばらく歩いていると職場と思われるオフィスが目に入った。比較的新しい建物なのだろう。外壁がピカピカだ。私は少し緊張しながらも扉を開けた。中は意外と綺麗な空間だった。磨き上げられたデスク、カラフルな筆記具が入っているペン立て、暖色の照明。まさにデスクワークにふさわしい空間だ。感心していると背後から声が聞こえた。
「初めまして!私はサポート特化型アンドロイドのM-81です。あなたが新しいオフィサーですか?」
驚いて振り返るとそこにはスーツを着た女性……いや、非常に人間に酷似したアンドロイドが立っていた。
「初めまして。M-81さん。私が今日からここに勤める事になった(ピー音)です。よろしくお願いします。」
「よろしくお願いします!それではここでの業務内容についてお話します!」
それから私は彼女の話を延々と聞いた。
「……という事です!まとめると傭兵の情報の収集ですね!」
私は不意に顔が引きつった。予想はできていたが、またこういう仕事か。そうだ、この仕事はただのデスクワークじゃない。戦場に忍び込んで情報を集めて、PCでまとめる。ああ、最高だ。こんなに危険な仕事があるものか。私は思考を止め、M-81の方を向いた。
「つまり…私が実際に戦場に足を運ぶと?」
M-81は首を縦に振った。これを否定と捉えることは不可能だろう。仕方ない、これまで通り頑張ることにしよう。私はすぐそこにある椅子に座り込み、顔を手で覆った。気持ちを整理しているとM-81が話しかけてきた。
「新しい依頼が入りました!傭兵のスナイパーの情報収集との事です!」
さて、現実に戻るとしよう。
コメント
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寺島あおいです🌷 第2話、拝読しました! まず日付「5月39日」で世界観の違和感を一気に引き込まれました。日常の通勤風景にアサルトライフルやハンドガンが当然のように混ざっている描写が、物騒だけどどこか軽やかで、主人公の「またこういう仕事か」という諦めにも似た心情がじわじわ伝わってきます。M-81の明るい口調と主人公の現実逃避したい気持ちの対比が絶妙で、思わず笑ってしまいました。次はどんな依頼が来るのか、一緒に戦場に行くのか…続きが気になります!
Clear Blue
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Cafe Latteベース隊長
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